【銘柄紹介】カオナビ(4435)~テクノロジーにより人間の主観や経験に頼らない人材管理を追求するクラウド人材管理システム

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私が考える株式投資におけるキーワードは合理化です。

多くの企業が自社の業務の効率化や生産性の向上に取り組もうとしています。

私が勤める会社でもそれは同じです。


ですが、これだけははっきり言わせてもらいます。

そもそも、会社は業務を効率化する以前に社員ひとりひとりの能力や心情、そして与えられた仕事の量や質を適切に管理できているでしょうか。

私は、少なくとも自身が勤める会社に関しては、今言ったようなことは全くできていないと思っています。

そして、社員の現状の能力や置かれている状況も把握できていないのに効率化や改善などできるはずもないと思うのです。


このように、私は現状の企業の人材管理に対して強い不満を持ち続けています。

人材管理に変革が起きてほしいという思いは日々強まるばかりです。


人材管理システムを手がけるカオナビ<4435>は、もしかしたら私のそんな思いを叶えてくれる企業になりうるのかもしれません。

企業の人材管理のあり方を変えようとする同社の試みを私は密かに応援しています。

HRテクノロジー

今、HRテクノロジーが注目を浴びています。

HRとはHuman Resourcesの略称で、日本語では「人事」を意味します。

HRテクノロジー(HRテック)はこのHRとテクノロジーを掛け合わせた造語で、最先端のテクノロジーを活用して人材の採用や配置、育成、評価などの人事業務を行う手法のことです。


これまで担当者の勘や経験に頼ってきた人事業務に対して変革を求めるニーズが近年高まってきており、このHRテクノロジーが注目されるようになってきているのです。

顔写真が並ぶクラウド人材管理システムのカオナビ

カオナビ<4435>は社名と同じ「カオナビ」というクラウド管理システム・ツールを提供しています。

顔写真が画面にずらりと並ぶ顔写真インターフェースがこのツールの大きな特徴で、顔写真で社員をアイコン化し、その顔写真をキーにして個人の業務経歴や評価などの人材情報をクラウド上で一元管理し、「見える化」します


「カオナビ」の機能としては、人材データベースや社員リストの作成に加え、360度評価などあらゆる評価制度に対応した評価ワークフローや社員の声を集計するアンケート機能、適正検査のSPI3の受検&結果管理なども利用することができます。

また、これらのカスタマイズも簡単かつ柔軟に行うことが可能です。

利用企業数も順調に増加しており、2020年3月時点で利用企業数は1800社を超えてきています。

最近ではトヨタ自動車などでも導入されるなど、人材管理システムのパイオニアとしての地位を確立しようとしています。


そんな同社の業績は拡大を続けています。

現在は投資フェーズにあるため利益面こそ赤字が続いている状況ですが、売上高に関しては高い伸長率を維持しています。

この3年間で売上高は5倍以上に拡大しています。

図:カオナビ<4435> 業績推移


同社は中期的な成長イメージとして、2024年3月期に売上高100億円、売上総利益率80%、営業利益率30%を目指しています。

人材管理のシステム化

カオナビの代表取締役社長の柳橋氏はインタビューで次のように語っています。

世の中には、給与管理などの計算ソフトはたくさん出ているし、アウトソーシングできる会社もある。その一方で採用、育成、配置などをシステム化する製品は当時は全然出ていなかったんです。需要はあるはずなのになぜだろう。これは事業にするしかないな、と決意して作ったのが『カオナビ』です。

引用元:カオナビ https://corp.kaonavi.jp/culture/thought/


同社の試みは、私がたびたび口にしている「会社に残されている古い体質や仕組みを合理化する」ということに取り組んだ事例のひとつだと考えています。

また、同社が採用した顔写真をキーとするシステムに関しても、私は素晴らしいアイディアだと思います。

そもそも顔写真には人間の記憶のスイッチを入れる要素があると脳科学的には言われているそうで、確かに相手の顔が見えたほうが相手に対する理解が深まりやすいというのは私自身も大いに感じるところです。


相手の顔が見えるということが対面コミュニケーションの大きなメリットでもあり、今後システム化や合理化していくにしても、そうした既存のやり方の良さを取り入れようとする姿勢を我々は大いに学ぶべきでしょう。

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