マイクロマネジメントが仕事の効率を下げる理由

この記事は約3分で読めます。

昨今はテレワークが普及するなど成果管理の重要性が一層高まりつつあり、管理職に求められるマネジメントスキルもこれまで以上に重視されるようになってきています。


しかしながら、上司から部下への過度な干渉はマイクロマネジメントとも呼ばれ、部下のモチベーション低下の原因にもなりえます。

本来、部下の仕事を細かく管理することにより業務を効率化することを目的としていたはずのものが、結果として部下の仕事の効率を下げることにつながりかねないのです。

マイクロマネジメントとは

マイクロマネジメントとは、上司が部下に対して過干渉を行うマネジメントのことで、否定的な意味で用いられることが多い言葉です。

たとえば、あるタスクに対して目標またはゴールを設定するだけでなく、その達成手段、すなわち部下の行動レベルまで細かく管理しようとする行為はマイクロマネジメントにあたると考えられるでしょう。

【参考記事】


マイクロマネジメントを行う人の特徴として、こだわりが強く、完璧主義者であることが挙げられます。

また、上司がこのようなマイクロマネジメントを行ってしまう動機のひとつには、部下に対する信用の低さもあるでしょう。

部下を完全に信用していないからこそ、部下の仕事を事細かに管理しようとするのです。


たとえそうでないとしても、部下からすればそのように事細かに報告を求められたり干渉されたりすることで、自分は上司から信頼されていないだろうと感じてしまうことでしょう。

マイクロマネジメントが仕事の効率を下げる理由

あえて言わせてもらうとするならば、信用に値しない部下というのはもちろん存在します。

自分の業務の難易度や工数を客観視できず過大に見積もる人というのはどこにでもいるものです。

そうした部下に対してマイクロマネジメントを行うことは、ある程度は仕方のないことなのだとは思います。


ですが、十分信用に値する部下に対しても同じようなマネジメントを行っているのであれば、それは考え物です。

部下は事細かに干渉されることに強いストレスを感じ、これは部下のモチベーションの低下につながる可能性があります。


部下にとって仕事を頑張る目的のひとつには、上司から信用されたいという思いが間違いなくあるはずです。

それが、マイクロマネジメントによって上司から信用されていないと感じる、またはそもそもそのような上司から信頼されたいと思わない、そうした感情に至ってしまうと、部下は仕事を頑張る意欲を失ってしまうかもしれません

結果として、部下の仕事の効率を下げることにつながりかねないのです。

上司に求められる資質

世間一般からは散々非難されがちなマイクロマネジメントですが、こちらの記事でも触れたように、私自身はマイクロマネジメントに対してさほどネガティブなイメージは持っていません。

マイクロマネジメントのひとつに上司の仕事のやり方を押し付けられるというものがありますが、これは上司の仕事のやり方を学ぶことができるというチャンスでもあります。

ですから、もしも上司のやり方が大変優れていて理にかなったものであるならば、これほど有益なことはありません。


結局のところ、マイクロマネジメントが非難されるのはそれが部下の目標達成のために有益なものではなく、単なる上司の自己満足のためのものに過ぎないからなのでしょう。

上司にはマネージャーとしての役割のほかにモチベーターとしての役割も求められます。

嫌いな上司のために仕事を頑張りたいと思えるはずもありません。

また、たとえその上司が部下にとってモチベーションを高めてくれる存在ではなかったとしても、その人から何かしら学ぶものがあればまだ救いはありますが、そういうわけでもないのです。


部下にとって特段学ぶところはない、それでいて部下のモチベーションを高めてくれる存在でもない、そのような上司が仕事の効率を落としている元凶だと私は思っています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました