管理職の人たちほど人に指示するのが下手な理由

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偉くなって立場が上がってくれば、自分で動くのではなく周りの人たちに動いてもらう機会も増えてくることでしょう。

部下や周りの人たちに指示をする機会も必然的に増えるはずです。


しかしながら、こうした管理職のようないわゆる指示をする立場の人たちほど、指示をすることが下手だったりします。

その理由について説明させていただきます。

指示をする能力

偉くなって立場が上がってくれば、自分で動くのではなく自分の周りの人たちに動いてもらう機会も増えてくることでしょう。

このような「人を動かす」場面において必要とされているのは必ずしも論理だけではありません。

相手は人間なのですから、いくら合理的な説明であっても情や思いやりを欠いていては人を動かすことは難しいはずです。


とは言え、相手に物を頼む以上は、そうした論理的な説明や具体的な要求をすることはやはり必要になってきます。

理不尽な要求ばかりしていれば、相手の気持ちも萎えてしまうことでしょう。

いかに要求を明確にできるか、それが指示をする立場の人たちに求められている能力のはずです。


仕事を頼んだときにたとえ相手がこちらの意図したこととは違う結果を持って帰ってきたとしても、そのときに相手を責めるべきではありません。

こちらの指示が悪かったのだと考えるべきです。

その上で、何が悪かったのか、どのように指示をすればそうした間違いが起こらないだろうか、そういったことを深く考えていくべきです。

それを繰り返して人に指示する力を磨いていくのです。

指示をする側の人たちほど指示することが下手な理由

指示をする側の人たちは、このような具体的な要求、具体的な指示を与えるように努めなければならないはずです。

しかしながら、実際にはそのような立場の人たちに限ってそういった能力を欠いていたりします。


それは日本の会社の年功序列の雇用制度の弊害でしょう。

会社に長く在籍しているからという理由だけで、人に指示をする立場につけてしまうのが日本の会社です。

本来、指示をする立場の人たちというのは、そういった能力や適正が認められて初めてそのポジションにつくことが望ましいはずです。

しかしながら、実際には曖昧な要求しかできない社員がそうした立場になり、その権限を利用して人を無理やり動かすことができてしまうのです。


会社の役員クラスが「これは問題だ」と騒げば、たとえそれが何の根拠もない発言だったとしても周りは動かざるを得ないのが会社という場所です。

偉くなって指示をする機会が増えるのに反して、指示する側に求められる能力はどんどん低下していくのです。

指示力は若いうちに身につけなければならない

ですから、こうした指示力というのは若いうちにこそ身につけておかなければなりません。

まだ何の権限もなく、相手が自分に忖度する必要が一切ないときにこそ本当の意味での「人を動かす力」が問われます


歳を重ねて立場が偉くなってくるごとに、相手が自分の指示に納得して動いてくれているのか、それとも自分の権限に屈して嫌々従っているのかがわからなくなっていくものです。

例えて言うならば、お金持ちの男性が自分に寄ってくる女性が果たして自分に興味があるのか、それとも自分のお金に興味があるのかがわからなくなってしまうといった感情に少し似ているかもしれません。


ですから、自分の指示に十分納得してもらうために要求を可視化や数値に置き換えたりして具体化していく、そうしたプロセスは若いときにこそ大切にしていくべきなのです。

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