「伝え方が9割」の内容に突っこんでしまう自分は正真正銘のコミュ障なんだと理解した

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皆さんは『伝え方が9割』というビジネス書をご存じでしょうか。

誰にでもすぐに真似することのできる「伝え方の技術」をまとめた書籍で、これまでに100万部以上売れているベストセラーです。

続編や漫画版も出ているほどです。


コミュニケーション力に難がある私ですが、こういった本でも読んで少しはコミュ力を改善しようと思い、事前に中身を軽く確認しておこうと本著の紹介レビューを見たところ、その内容に思わず目を疑い急遽購入するのを取りやめました。

ですので、実際にすべてを読んでの意見ではないため、間違い等あるかもしれませんがどうかご了承ください。


私が引っかかったのが、本著に出てくる納期の話です。

本著では、納期が間に合わない場合の提案の仕方の例として、

「納期が間に合いそうにないので伸ばしてください。」

とお願いするではなく、

「クオリティをもっと上げたいので納期を伸ばしてください 。」

というような伝え方をすることを提案しています。

その内容はまだいいとして、私が気になったのがそれに対する説明です。


本著では、どうもこの2つを例えに出して「同じ内容であっても伝え方を変えるだけで相手から了承がもらえる可能性が高まる」といった説明がされているようなのです。


この説明を受けて私は大いに突っ込んでしまいました。

いやいや、この2つの内容は全然同じではないだろう、と。

クオリティの定義

上の納期に関する提案には2つの指標が出てきます。

納期」と「クオリティ」です。

そこで、この納期とクオリティに関して具体的な数値目標を設定してみたいと思います。

当初の達成目標

・納期:10日、クオリティ:100点


そして、この納期を伸ばすために先ほどのような提案をするわけです。

上で挙がっている2つの提案に先ほどの数値目標(数字は仮の数字)を入れ込むと、次のようになります。

提案後の目標

提案A 「納期が間に合いそうにないので伸ばしてください。」

 → 納期:15日、クオリティ:100点

提案B「クオリティをもっと上げたいので納期を伸ばしてください 。」

 → 納期:15日、クオリティ:150点


具体的な数値目標を示せば一目瞭然ですが、上の2つの提案は全然同じ内容ではありません

前者の提案では単純に納期の延長のみをお願いしているのに対し、後者の提案では納期の延長をお願いするのと同時にそのリターンとしてクオリティアップを約束しているわけです。


確かに、相手に何かをお願いする際にその対価として相手にもメリットがあるようなお願いの仕方をするという姿勢や意識はとても大切なことです。

ですが、先ほどの提案の違いを単に「伝え方」の問題と表現することに私は強い違和感を覚えます

この2つの提案を「同じ内容」と考える人というのは、クオリティという目に見えない部分のところを軽んじているように私には感じられてしまうのです。

伝え方の本質

仮に私が相手から先ほどの「クオリティを上げたいから納期を伸ばしてほしい」などといったよう言い方をされたら、間違いなくその「クオリティを上げる」の部分に突っ込んでしまうことでしょう。


「具体的にどうクオリティが上がるか言ってみてください」

「あなたの言う”クオリティ”など上げなくてもいいから納期を守ってください」


このようなロジハラ(ロジカルハラスメント)全開の発言をして相手を困らせてしまうでしょうね。

相手の気配りなどは一切無視して断片的な情報のみを求める、このような人間がまともに他人とコミュニケーションがとれるはずもないのです。

そして、このようなところが私がコミュ障たる所以なのだと思います。


以上、自分がコミュ障であることを改めて実感させられた出来事(?)でした。


追記

こちらの記事には続きがあります。

よろしければそちらもご覧ください。

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