【銘柄紹介】HENNGE(4475)~一括ログインで「脱パスワード」の世界を実現

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近年、SaaSを利用する企業が増えてきています。

SaaSSoftware as a Service)とは、ユーザーのPCにソフトウェアをインストールして利用するのではなくクラウド上で稼働しているソフトウェアをユーザーが利用できる形態のサービスのことです。

働き方改革やテレワークなどが推進されるようになり、時間と場所に縛られない働き方が求められる時代の流れも受けて、クラウド上で利用できるSaaSの需要が急速に高まっています。

以前にご紹介させていただいたこともある名刺管理のSansanや人材管理のカオナビなどのサービスもこのSaaSになります。

【参考記事】


こうしたクラウド上のサービスはあらゆるPCから利用できるという点で大変利便性が高いものですが、その反面、使用するサービスの数が増えてくると困りごとも出じてきます。

そのひとつが、IDおよびパスワード管理です。

複数のSaaSを利用している企業の場合、たとえば従業員を一人雇った際にはそれぞれのSaaSごとにその従業員専用のIDとパスワードを新規に発行・設定しなければなりません。

また、従業員側もすべてのSaaS用のIDとパスワードを管理していかなければなりません。

使用するSaaSが増えてくるほど、ID・パスワード管理に費やす労力や負担は増すことになります。


こうした企業が抱えるID・パスワード管理の課題解決に取り組むのが2019年10月に東証マザーズに上場を果たしたHENNGE<4475>です。

同社が提供する「HENNGE One」は、単一(HENNGE One)のIDとパスワードのみで複数のSaaSに対して横断的に接続すること(シングルサインオン)を可能にするシステムです。


SaaSが普及しつつある時代の流れ、そして同社の主力サービスの解約率の脅威的な低さも考慮すると、現在の同社の株価を一概に高すぎるとは言いきれないでしょう。

パスワード管理の課題

働き方改革やテレワークなど、時間と場所に縛られない働き方が求められる時代の流れも受けて、近年企業におけるSaaSの利用が進んでいます。

それと同時に、利用するクラウドサービスの増加に伴い、企業・個人で管理するIDとパスワードの数も増加しています。

しかしながら、これらのIDやパスワードの管理には大きな負担が伴います


従業員からしてみれば、それぞれのサービスごとに個々のIDとパスワードを覚えることは大きな手間となります。

パスワード管理の煩わしさから、安易なパスワードを設定したり、複数のサービスでパスワードを使い回したりすることも起きえてしまうのです。

管理するID・パスワードの数が1個や2個ならともかくそれが5個や6個ともなってくると、さすがに覚えきれず、そのためPC内にパスワードをメモしたテキストファイルなどを保存するなどして、結果としてセキュリティレベルを落とすケースも少なくありません。


企業はこうしたID・パスワード管理の課題に真剣に取り組む必要があります。

HENNGEはクラウド型のシングルサインオンサービスの国内トップシェア企業

このような背景から近年注目を集めているのがシングルサインオンと呼ばれる仕組みです。

シングルサインオン(Single Sign On)とは、単一のIDとパスワードのみで複数のサービスに対して横断的にログインすることを可能にする仕組みです。

1組のIDとパスワードで 1度認証(ログイン)を行えば、以降はその認証に紐づけられている複数のサービスを個別の認証なしに利用することができるようになります。


2019年に東証マザーズへの上場を果たしたHENNGE<4475>は、このクラウド型のシングルサインオンサービス市場において国内トップシェアを誇る企業です。

同社の主力事業である「HENNGE One」はクラウド上のシングルサインオンサービスで、この「HENNGE One」に関しては乃木坂46を卒業した白石麻衣さんを起用したTVCMが今年1月5日より一部地域で放映されています。

HENNGE (へんげ)CM :「こまっちゃうナ」篇 30秒

解約率が示す強固なビジネスモデル

この「HENNGE One」はすでに強固な顧客基盤を築いています。

1667社での利用実績があり、契約ユーザー数は194.8万人に及びます。(2020年9月末時点)


この「HENNGE One」のKPIの中でももっとも特筆すべきは解約率の低さです。

直近12ヶ月の平均月次解約率はなんと0.16%に過ぎません。

解約率が1%未満であれば優秀と言われるSaaSの世界において、この数値はまさに驚異的な低さです。

月次の解約率が0.16%ということは、理論上の解約までの平均契約月数は625ヶ月(≒51年)ということになり、一度契約さえしてもらえれば実に50年以上もの間同社のサービスを使い続けてもらえるという計算になります。

図1:HENNGE 2020年9月期 第4四半期決算説明資料 P22抜粋


SaaSビジネスは今後も普及していくと考えられ、そうしたさまざまなSaaSへの入り口となる同社のサービスこそまさに最強のSaaSモデルと言えるのかもしれません。

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