個人投資家でもプロの投資家に対抗できる理由

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私はこれまでことあるごとに株式投資を勧めてきました。

お世辞にも仕事が上手くいっているとは言えない私でも株式投資では一定の成功をおさめられている、だからもっと多くの人に投資の良さを知って欲しい、それは私の純然たる思いです。


ですが、そうした私の思いとは裏腹に、世間の人々の多くが投資というものに対しては懐疑的です。

おそらく、その理由のひとつには「素人がプロに勝てるわけがない」といった考えがあるのではないでしょうか。

金融知識も情報量も圧倒的に勝るプロの投資家やトレーダーがひしめく相場で一個人が勝てるわけがない、そのような考えから投資に躊躇してしまう人は多いような気がします。


結論から言えば、個人投資家であっても十分通用するのがマーケットです。

個人投資家には個人投資家ならではの強みがあります。

その強みを活かせば、プロがひしめく相場においても一定の成果を収めることは十分に可能だと考えています。

本気で理解できない「個人投資家は勝てない」の定説

株式投資を始めてから早10年近くが経過しようとしていますが、そんな私が本気で理解できないのが「個人投資家の8~9割は勝てない(損する)」といった類の投資の世界ではおなじみの定説です。

一体どんなファクト(事実)に基づいているのか一度「ファクトフルネス」などで取り扱ってほしいくらいのテーマですが、現実問題として多くの人々がこの定説を信じています。

実際、私自身も自分が投資を始める前まではこの類の話を信じていました。


確かに、個人投資家がやりがちな失敗や間違いはいくつもあります。

ですから、投資初心者のうちはあまり成果が出ず(私も最初のうちは成果が出ませんでした)、そこで投資を諦めてしまう人も多いため、そいった人たちも含めればもしかしたら「個人投資家(投資を始めた人たち)の9割は損する」という話もまんざら嘘ではないのかもしれません。


ですが、この定説だけが独り歩きして「投資は最後には必ず損する」「投資はギャンブル」といった間違った認識まで広まってしまっていることは残念でなりません

投資は長く続けることが何より大切で、長く続けることでより良い成果が得られる可能性も高まっていきます。

それは、多くの株価指数の長期推移が証明しています。


投資に対する誤解から、そのような投資のチャンスをみすみす逃してしまうのはあまりに惜しいことです。

個人投資家でもプロの投資家に対抗できる理由

この「個人投資家の○割は勝てない(損する)」といった定説の説明として、「素人がプロに勝てるわけがない」という論理が用いられることが多々あります。

市場には金融知識も情報量も圧倒的に上を行くプロの投資家やトレーダーがひしめきあっていて、そんな相場でたかが個人投資家ごときが勝ち続けられるわけがない、といった類のものです。

確かに、そのような説明を聞くと個人投資家が相場で勝てないという話は一見もっともらしく聞こえてしまうかもしれません。


ですが、個人投資家であっても十分通用するのが株式市場です。

そもそも、個人とプロでは勝負する土俵が違います

プロは顧客からお金を預かって運用している関係上、投資に関していくつもの制約があります。

彼らはプロである以上、常に結果が求められる立場です。

ですから、数年後に大化けするかもしれない株を狙うというよりは、着実に株価の値上がりが期待できる銘柄で構成されたポートフォリオを構築する傾向にあります。

また、流動性の問題や顧客への説明責任がある以上、まだ収益規模が小さい(もしくは赤字の)小型株への投資は行いにくいという事情もあります。


対して、そういった制約がないのが個人投資家の強みです。

常に結果を出し続ける必要はなく、長いスパンで株価の推移を見守ることができます。

「休むも相場」という格言もあるように、常に株を保有し続けるのではなく、年に1回はあるような株価の暴落(売られすぎ)の局面を待って安値で株を買い、市場が落ち着いてきたところで売るというのもひとつの手です。

また、プロの投資家が手を出しにくい小型株に投資することで、プロと同じ土俵で競わずに済むのです。

【参考記事】

個人投資家が勝負すべき土俵は小型株投資

このようなこともふまえて、個人投資家が勝負すべき土俵は小型株への投資だと私は考えています。

実際、私自身も株式投資を始めた当初は大型株中心の取引をしていましたが、なかなかうまくいきませんでした。

ですが、この小型株投資に切り替えてからは、順調に利益を積み上げることができるようになりました。


小型株に投資すると言っても、それはあくまでその投資した時点での話です。

世界的経済誌のフォーブス(Forbes)が選出した「世界で最も革新的な成長企業」で2017年に世界ランク5位(日本企業では1位)を獲得した医療従事者向けのポータルサイトを運営するエムスリーは、今や時価総額が6兆円近い(※)日本を代表する巨大企業ですが、今から10年ほど前まではまだそれほど名の知れた企業ではありませんでした。

※’21年2月14日時点

同じく、世界ランク6位(日本企業では2位)に輝いたMonotaRO(モノタロウ)も今では名だたる大企業ですが、私がこの会社を知った当時(2012年頃)はユニークな名前の便利な通販サイト、その程度の認識でしかありませんでした。

【参考記事】


このように、今では誰もが知る大企業であっても、かつては小さな企業に過ぎなかったというケースはいくつもあります。

そういった銘柄に投資することができれば、高いリターンを得ることができるはずです。


もしかしたら、個人投資家が勝てないと言われる一番の理由は大企業ばかりに目を向けてしまう日本人の大企業信仰にあるのかもしれません。

少なくとも投資に関して言えば、このような大企業信仰から抜け出して小規模の企業に目を向けることが成功への大きなステップと言えるのではないでしょうか。

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