トイレットペーパーの買い占めが合理的と言える理由

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どうやら、今後新型コロナウイルスの影響でトイレットペーパーが品薄になるかもしれないという噂が広まったことがきっかけで、全国でトイレットペーパーを求めて客が店に殺到しているようです。

私もその日の会社帰りに自宅近くの薬局に寄ってみましたが、案の定ティッシュとトイレットペーパーが置かれていた棚だけがすっからかんの状態になっていました。

なお、この情報は全くのデマで、実際には十分な供給量、在庫が確保されているとのことです。


供給量は十分にあり、そもそもマスクと違って需要が急増したわけでもないトイレットペーパーの買い占めを行うという行為は、一見非合理的な行動のように思えます。

実はこういった行動、ある意味では合理的な行動と言えなくもないのです。

トイレットペーパーの買い占めは非合理的?

このような行動は、行動経済学(経済学の数学モデルに心理学的な事実を取り入れた学問)の視点から説明することができます。

今回のトイレットペーパーの買い占めにせよ、関連株への買いの殺到にせよ、これらは人間の心理が介在する上でのある種の合理的な判断です。

(行動経済学については以前に下の記事でも触れさせていただきました。)

行動経済学から見るトイレットペーパー買い占めの合理性

トイレットペーパーを買い求めた人たちの心理は定かではありません。

本当にこの情報を信じて慌てて買った人もいるかもしれません。

半信半疑だけれど、あって困るものでもないからこの機会に買っておこうと思った人もいるでしょう。

あるいは、自分は信じないけれども信じた人たちが殺到して結局品薄になりそうだろうからやっぱり買っておくべきだと考えた人もいるかもしれません。

どれも思考のロジックとしてはあながち間違いではないのです。


いずれにしても、こういった思考でトイレットペーパーを買い求めた人たちがいたはずで、その結果トイレットペーパーの在庫が減少して余計にこのような不安を助長し、このような群衆心理と行動が連鎖的に重なった故に起きた現象であったと言えます。

株式市場でよく見る光景です

こういった光景、株式投資を行ったことがある方なら見覚えがあるのではないでしょうか。

そう、何かニュースが流れたときにそのニュースと親和性が高い業種・業態の会社の株に買いが殺到するあの光景です。

株式投資でも同じことです。

誰もが別にそのニュースが流れて関連する会社の業績が上がると本気で思っているわけでなくて、そういった連想から買いが集まって結果的に株価が上がりそうだから自分も買おうという心理が働いて買いが殺到するのです。


株式投資で普段こういった光景を見ているので、思わず記事にしてしまいました。

もちろん、本質的には需要と供給量が変わっていない以上、非合理的なことに変わりはないんですけどね。

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