人間には感情があります。
この感情が、仕事の意欲を高めることもあれば、仕事の妨げになることもあります。
だからこそ、感情を仕事に持ち込むことは極力したくありません。
何も考えずに仕事するのが一番だと思ってしまいます。
人それぞれに考え方も価値観も異なり、また理不尽なことがまかり通る会社において、自分の意思や感情を持つことは仕事においてプラスにはならない、私はそのように感じています。
考えれば考えるほど馬鹿らしくなる
会社は理不尽なことだらけです。
とは言え、サラリーマンは所詮雇われの身ですから、そうした理不尽を黙って受け折れるしかありません。
このような理不尽さを受け入れることには大きな苦痛が伴います。
真面目に考えれば考えるほど馬鹿らしくなっていきます。
これは、精神衛生上あまり良くはないことでしょう。
ですから、長い会社生活を乗り切るためには、余計なことを考えずに思考停止して働くというのは一つの手です。
実際、日本の会社で働くサラリーマンに求められているのは、そのような理不尽さに対して何も感じない心、動じない力なのだと思っています。
自分が良かれと思ってしたことが良い結果を生むとは限らない
会社は様々な価値観をもつ人間同士が共生していかなければならない場所です。
ですが、自分とは価値観が異なる人間と関わることには気苦労が絶えません。
自分が良かれと思ってしたことが、必ずしも良い結果を生むとは限りません。
相手のためを思ってしたことが、かえって相手を傷つけたり、機嫌を損ねてしまうなど裏目に出てしまうこともあるのです。
また、明言を避ける日本人の性か、それとも自分たちの都合の良いように捉えたいためか、多くの人たちがそもそも自分の感情や意思をあまり表に出そうとしません。
相手がどう思っているのか、何を求めているのかがわからないのです。
ですから、それならば自分の意思など持たずに機械的に仕事したほうがマシだと思ってしまいます。
そうすれば、たとえそれで相手に不満を持たれたとしても、自分はあくまで決められたことを決められた通りにしただけなのだと割り切ることができます。
全員が全員、強い心を持ち合わせているわけではありません。
このような割り切りも長い会社生活では必要なことだと思います。
サラリーマンは思考停止するしかない
日本のサラリーマンは思考停止していると揶揄されがちです。
ですが、実際問題として、これには日本の会社でサラリーマンを長く続けていくためには思考停止するしかないという側面はあるかと思います。
幸いなことに、会社は思考停止した人間の集まりで成り立っていますので、会社で働き続ける限りは思考を停止していても特に問題はないでしょう。
しかしながら、一つの会社で働き続けることだけが人生ではありません。
会社で働いている分には思考停止していても問題はないと思いますが、自分の人生に対しても思考停止することはあってはならないと思います。
私も、会社では余計なことを考えずに仕事するように努めていますが、理不尽な会社生活から抜け出したいという気持ちは忘れることなく持ち続けています。
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