忘れてはいけない「できばえの品質」

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新型コロナワクチンの異物混入のニュースが世間を大きく騒がせています。

私が品質管理の仕事に携わっていることもあり、今回はこの報道に関連して品質に関する話をさせていただこうと思います。


品質は大きく分けて2種類に分類できます。

それが「ねらいの品質」「できばえの品質」と呼ばれるものです。

「ねらいの品質」は設計品質、「できばえの品質」は製造品質のことを指します。


一般に、我々が品質を語るときには「ねらいの品質」について語られることが多いかと思います。

新型コロナワクチンの有効性や副反応に関してもそうです。

世間で語られているワクチンの有効性や副反応に関する話は、そのほとんどが設計通りに出来上がったワクチンの治験結果やデータに基づくものです。

これらはワクチンの設計(狙い)の妥当性、つまり「ねらいの品質」に関するものです。


しかしながら、忘れてはいけないのが「できばえの品質」です。

「ねらいの品質」を高めることも重要ですが、その「ねらいの品質」通りに製品・サービスを生産・製造することもメーカーが果たさなければならい大きな責務です。

生産プロセスにおける異常や品質特性に影響する要因のばらつきによって、この「できばえの品質」の低下を招くことはあってはならないことです。


品質とは「ねらいの品質」と「できばえの品質」の両方が確保されて初めて成り立つものです。

改めてそのことを考えさせられる今回のニュースでした。

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