会社ってちょろいなと思ってます【パレートの法則】

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残業代が出ない、ボーナスが出ない、有給が取れない、パワハラが横行している、そんな企業が世の中にはごまんとあるようです。

一方で、私は自分の勤務先のことをホワイト企業だと感じています。

残業代も出ます。ボーナスも出ます。有給も取れます。

世間一般の基準から見れば、どう考えてもホワイト企業と言えるでしょう。


そして、何より私が自分の勤務先をホワイト企業だと思う一番の所以は、仕事のできない社員に対する待遇です。

どんなに仕事ができなくても会社が面倒を見てくれる、そう感じさせられる場面をこれまで幾度となく見てきました。

そんな光景を見ているとつくづく思います。

会社ってちょろいんだなと。

会社ってちょろいなと思ってます

会社の中には、確かに自分よりもはるかに優れていて尊敬できる社員の方も数多くいます。

ときには、そうした自分よりも優れた人たちとの比較から自分の価値や存在意義に悩むこともあります。

ですが、一方では自分よりも劣る、自分よりも会社への貢献度が低いと感じる社員も少なくありません。

実際、現在私が所属する部署にもそのように感じられてしまう社員が在籍しています。


仕事ができる、できない以前の問題です。

別にたいしたスキルがあるわけでもないのに、自信だけは人一倍あります。

ですから、常に自分基準で物事を考えます。

傍から見ればどう考えてもその当人よりも能力の高い相手に対しても平気で文句を言ってきます。

しかも、そのことに対して平然と周りに同調を求めます。

自分に甘く、他人に厳しいを地で行くような人です。

ここまで自分を客観視できない人間が世の中にはいるのだなと驚かされました。


同じ部署にこのような人間が平然と居座っていられるのを見ると、こうは思わずにはいられません。

会社ってちょろいなと。

比較対象がこれなら自分の身は当分安泰だと。

パレートの法則

私は、会社全体の2割の社員が会社の8割の成果を生み出していると言っても差し支えないと考えていて、これはいわゆるパレートの法則に基づいています。(20:80の法則とも呼ばれます。)

全体の数値の大部分は全体を構成するうちの一部の要素が生み出しているという理論で、以下のような使われ方をします。

パレートの法則の例

  • 売上の8割は全顧客の2割が生み出している
  • 仕事の成果の8割は費やした時間全体のうちの2割の時間で生み出している


実際、これは誇張でもなんでもなく、例えば世界全体で生み出された富の80%を上位1%の富裕層が独占しているという試算もあるくらいです。

世界の富の82%、1%の富裕層に集中 国際NGO試算


このパレートの法則は会社の社員にも適用できて、要するに会社を支えているのは一部の社員であって、残る社員は大して会社に貢献なんてしていないのです。

私もどちらかと言えば後者側の人間で、会社にはほとんど何も貢献などしていないかもしれません。

それでも、会社を支えてくれている人たちの頑張りのおかげで平然と会社に居座ることができているのです。

会社は無能な人間ほど得をする仕組みになっている

会社というのは無能な人間ほど得をする仕組みになっています。

私も含めて、それで得をしている人は大勢いるはずです。


ただ、会社のために一生懸命働いている人たちも間近で見ている自分としては、やっぱり日本の終身雇用制度や年功序列というのは本当にひどい制度だなと感じざるを得ません。

何の成果もあげていない社員でも会社に居座り続けることができて、なおかつ給料も年齢に応じて上がっていくわけですから。

いずれはこうした制度も見直されていくのだと思いますが、おそらく今の50代の社員の人たちは逃げ切れてしまうのでしょうね。


ですから、こちらとしても、そんな人たちと一緒に働かされてもやる気など出るはずもないわけです。

そもそも、やる気などなくても、彼らのこなしている程度の仕事であればこなせるだろうという自信もあります。

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