論理で考えるべきか、それとも気持ちで進むべきか

この記事は約4分で読めます。

作業を効率良くこなせる能力というのは社会人にとって非常に重要な能力のひとつであると言えます。

特に、今後労働時間の短縮やテレワークの普及といった働き方改革が進んでいけば、こうした能力の需要はより一層高まることでしょう。


しかしながら、会社というのはこうした業務を効率的にこなせる人材だけでは回りません。

そもそも業務効率化というのは現状ある仕事の改善を行うわけで、その仕事の土台を生み出すことができる人材というのが必ず必要になるからです。


そこで、まずこの業務を効率的にこなすのに必要とされる能力と新しい仕事を生み出すのに必要とされる能力の違いについてご説明します。

そして、その両者の能力をどのように使い分けていくべきかについて考えてみたいと思います。

業務効率化は論理的な思考プロセスによって達成されるもの

業務を効率よくこなす、業務の効率化を図るという取り組みは、端的に言えば業務の合理化です。

作業に要する時間や時間あたりで生み出す成果を指標として、合理的な判断によってそれらの指標の改善を図るものです。


この取り組みの軸にあるのは論理です。

論理(ロジック)を積み上げていくことで合理的な答えを導き出すという思考プロセスが求められます。


ですから、論理的な思考力を備えておりかつその導き出された論理に当てはまるノウハウや方法論を知っていさえすれば、比較的多くの問題に対してこの業務の効率化を達成することはできるはずです。

仕事を作り出すのに必要とされるものは個人の感覚や気持ちの強さ

業務効率化が論理的な思考プロセスによって達成されるのに対し、新たな仕事を生み出す(新たな価値やマーケットを創造する)というプロセスは必ずしも合理的な考えに従うものではありません。

前者には(論理という)正解があるのに対し、後者には正解があるわけではないからです。


もちろん、論理の積み上げによってその取り組みの正当性を主張するということはよく行われます。

たとえば、過去の実績や市場調査のデータなどの数字を積み上げることで予測を立てるなどといったものです。


ですが、これは錯覚資産に似たところがあり、自分たちを納得させるためにそれらしい数字を並べているという節があります。

やはりこうした価値の創造においては、ある種のセンスというか、個人の感覚的なところが大きな役割を果たすことは確かだと思います。

【参考記事】


また、このような正解のない取り組みにおいては根性論(気持ちの強さ)も大切です。

正解のない道を進む上では、自分たちが正解を作り上げるのだ(自分たちが立てた目標が正解だ)という意気込みも必要で、それには論理よりもアグレッシブさや情熱の高さのほうがより重要になるのです。

論理で考えべきるか、それとも気持ちで進むべきか

業務を効率的にこなすことと新しい仕事を生み出すことは異なる能力が要求されます。

前者が論理的な思考力、後者は個人の感覚であったり気持ちの強さなどがその能力です。


この両者の能力というのは、実際には時と場合によって使い分けなければなりません

そして、その判断に悩むことは往々にしてあります


合理的な観点からすればいたってシンプルな問題であるのに精神論を持ち出してさも難しい問題のように扱うこともあります。

一方で、リーダーやメンバーの意思や気持ちで押し通すべきところに中途半端な理屈や論理を持ち出して場を停滞させるようなこともあるはずです。

このような論理で考えるべきか、それとも感覚や感情などの気持ちで進むべきかといった問題にはどのように対処すべきでしょうか。


これは私一個人の意見ですが、私はこの意思決定ができる人間こそがリーダーとしての資質を備えた人材であると考えています。

このようなリーダーのもとでは、部下はそのリーダーの判断に従って自分の仕事に専念できるからです。


論理性と精神論の板挟みにあうことが仕事においてもっともムダであるというのは私の絶対的な信念としてあります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました