ルールに縛られないのではなく優れたルールを作れる人こそが優秀だと考える理由

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私はいわゆるマニュアル人間です。

マニュアルに従って、マニュアル通りの仕事をしています。


ですが、そういうことを言うと必ず文句を言ってくる人がいるんですよ。

お前はもっと融通が利く奴だと思っていただとか、要領良く仕事を進めるのがお前の仕事だろ、とかいった類の内容です。


たぶん根本的な価値観や考え方が違うんだと思います。

ですので、今回は私の持論について話をさせてください。

マニュアル=悪の構図

上でも挙げたように、マニュアル通りの仕事をする人と聞くと、指示通りにしか動けない、融通が利かない、頭が固い、不測の事態に弱い、などといったネガティブなイメージを連想する人はおそらく多いでしょう。


でも、私自身はマニュアル作りには基本賛成の立場です。

なぜなら、作業のマニュアル化(標準化)とは作業の客観化だからです。


(この話はドキュメント作成にも少し似たところがあります。ドキュメント作成についてはこちらから。)

上手くこなしたのであればそれを客観化するべき

最初に断っておきますが、別になんでもかんでもマニュアル通りに動くべきだと言っているのではありません。

私自身も、マニュアルに従わずに自分の考えで物事を進めることは多々あります。


ただし、私の場合、そうした際には必ずマニュアルへのフィードバックをするようにしています。

現状のマニュアルの問題点や改善できるところがあるのであればそれはマニュアルに反映すべきです。


なぜなら、それをしなければ永遠に不完全なマニュアルが残り続けることになるからです。

マニュアルは不完全なものだと認識する

マニュアルに従うことは仕事を向上させていくための重要なステップのひとつだと考えています。

ですが、それはマニュアルがいつも正しいと言っているわけではありません。

むしろ逆で、マニュアルは基本的には不完全なもの(改善の余地があるもの)だと認識すべきです。


私はマニュアル作業はPDCAサイクル(※)を回すべきものだと考えています。

そうすることで、マニュアルの品質向上にもつながるとともに自分の行動や思考を客観視する能力の向上にもつながります。

PDCAサイクルとは、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の サイクルを繰り返すことによって業務を継続的に改善する取り組みのことです。

マニュアル作業のPDCAサイクルを回すことが困難な理由

ただ、そうは言うものの、このマニュアル作業のPDCAサイクルを回すことに関しては、実際には大きな障害が立ちはだかることが多いのです。

マニュアル作業のPDCAサイクルを回すことが困難な理由としては、大きく分けて以下の2つの理由があると思います。

マニュアルを軽視している

最初に述べたように、多くの人がマニュアルというものを軽視しがちです。

マニュアルは官僚的な考えの人たちが作ったもので、否定はしないけれどもそれだけでは不十分で、やはり仕事を遂行するには最終的には個人の知見やノウハウに頼ることになるんだと。

そういう前提で考えているので、そもそも改善しようとも思わないのです。


そういった考えはもちろん理解できます。

でも、やはり賛同はできません。

なぜなら、そのやり方は主観に頼っているからです。


自分の仕事をマニュアル化できないと言い張る人は多くいますが、それは仕事の内容が高度(複雑)でマニュアル化できないという場合もあれば、個人の思考能力が低くてマニュアル化できない(体系化できない)という場合もあるのです。

私は、後者の状況であるにもかかわらず前者のケースだと勘違いしている人たちを見てきました。

ですから、相手の言葉通りに受け取ることはできないのです。

マニュアルを否定=自分が否定されたと考える人がいる

世の中、自分のやったことに対しては絶対の自信を持っていて、人からとやかく言われることを快く思わない人というのは必ず存在します。

そういう人たちの存在が、マニュアル作業のPDCAサイクル化の障害となります


マニュアルを作った人たちがそういう人たちであった場合、マニュアルの改善プロセスにおいて揉めることがしばしばあります。

俺の作ったものに偉そうに文句を言ってくるんじゃねえよ!!

といった感じです。


自分のしたことにプライドを持つのは大いに結構なことだと思います。

ただ、私としてはそうしたプライドはどうでもよくて、改善案に対して反論するのであれば納得できるような合理的な理由の説明を求めます。


でも、そういった合理性とは全くかけ離れた

なんも経験してねえくせに偉そうに言ってくるんじゃねえよ!!

こんな反論が返ってきたら、この人の価値観には合理性が全く重きが置かれていないということです。

これ以上はもう埒が明かないので、そこでPDCAは終了するしかありません。

自分の中のマニュアルを公開すべきか

これまで述べたマニュアルというのは会社のマニュアル(業務プロセスなど)のことですが、多かれ少なかれ人は自分の中に何かしらの作業標準(マニュアル)を持っているはずです。

そして、それを公開するかどうかは、実質個人の判断にゆだねられているというのが実態だと思います。

でも、私としては、やはり公開すべきだと思っています。


自分の中だけにあるマニュアルに従って行動するのって、主観的というか自己満足になってしまうと思うんです。

自分のマニュアルに自信があるのであれば、それを共有のものとしたほうがいいと思います。


そうすれば、その自分の作業標準が会社としての作業標準になるわけですから、自身にとってはメリットのほうが大きいはずだと思いますけどね。

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