思考を具体化することの難しさと口頭でのコミュニケーションに頼ることの危険性

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このブログでは私の本業の会社員生活に関する話と副業の資産運用(株式投資)に関する話をメインテーマとして扱っています。

日常的に接する内容を記事にするほうが記事のネタ的にも困りにくいだろうし、それが一番長続きする秘訣だと考えたからです。

そして、実際にこうして(質はともかくとして)ブログの更新自体はなんとか継続できています。


幸いにもブログの記事のネタ(テーマ)に困ることはほとんどありません。

今年は社会情勢も日々めまぐるしく変化していて、常に新しい発信がなされているような状況であることも(ネタに困ることがない)理由のひとつです。


ただ一方で、決めたテーマに従ってひとつの記事を作り上げるのはそうたやすいことではありません

それは頭の中の漠然とした考えをある程度具体的な形にまとめることが必要となるからです。

思考を文章に落とし込むことは難しい

皆さんは報告書や人事考課表を書き上げるのに苦労した経験はないでしょうか。

このような思考を文章に落とし込む作業を苦手とする人は意外と多いと思います。

その理由のひとつには、文章はそれ自体で完結することが求められるからです。


具体的に言いますと、たとえば口頭での報告の場合では、構造化されていない断片的な情報であっても相手がその情報の相互関係や不足分を補完してくれたりします。

ですから、口頭での報告では相互のコミュニケーションによって情報伝達が完成されるという一面があります。


一方で、文書による報告では自分ひとりでこの作業を完結させなければなりません。

つまり、相手(読み手)の立場に立ってその文章が理解できるものであるかを考える必要があります

そして、それには文章中の情報量に不足がないか、論理展開が成り立っているかを考えること、すなわち思考の構造化を行うことが必要不可欠になってくるのです。


ですので、文章を書くという作業が骨が折れるというのはある意味では当然のことだとも言えます。

フレームワークは思考整理の手助けとなる

ですから、このような報告書に専用のフレームワーク(骨組み)を用意しているケースも多いです。

フォーマット(ひな形)が決まっていて、その必要事項を埋めていくといった感じですね。


このようなケースでは、フレームワークがその思考の構造化の手助けをしてくれます

フォーマットに従ってあなたの持っている情報を提供することで、その情報が自動的に構造化されるわけです。


あと、このようなフォーマットが決まっていると逆に書きにくいと話をする人もよくいますが、書き手にとっての書きやすさと読み手にとっての読みやすさは別物です。

報告書などは相手に向けての発信物ですから、読み手にとっての読みやすさがより重視されるべきです。

もちろん、世の中にはなんの思想も感じられないフレームワークやフォーマットが多数存在しているのも事実ですが、読み手の立場に立ったフォーマットを用意すること自体には私は賛成の立場です。


(資料のフレームワーク作りに関しては以下の記事なども参考にしてください。)

口頭コミュニケーションでは思考を具体化する力は磨かれない

前述の通り、文章化(ライティング)の作業ではこの思考を具体化・構造化するスキルは必要不可欠である一方、口頭でのコミュニケーションでは必ずしもこの思考を具体化するスキルは必要とされません。

口頭でのコミュニケーションでは多少の曖昧さは許されてしまうのです。

もちろん、口頭でのコミュニケーションにおいてもこのような思考の整理を行っている人は大勢いますし、またそうすべきだとも思います。


ただ、そうした思考の整理を行うには、文章にする必要こそないものの何かしらのアウトプット化の作業が必要となるはずです。

頭の中で思考を整理するには限界があるはずです。

(世の中にはフラッシュ暗算のように頭の中で煩雑な処理を完結できる人もいますが、多くの人はそうではないはずです。)


ですから、そうした思考の整理の過程ではライティング作業を伴うはずで、そうした作業を一切せずに延々と口頭でのコミュニケーションを繰り返す人というのは、私の中では要注意人物と言えるのです。

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