公募価格割れや上場延期も続出!?人気低下中の直近IPO銘柄を分析してみました

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前回の記事からの続きです。

2020年IPO銘柄の公募価格・初値・直近株価

2020年3月末時点での今年上場したIPO銘柄の公募価格、初値、直近株価、および公募価格からの直近株価の騰落率をまとめた表を以下に示します。

銘柄名証券コード公募価格
(円)
初値
(円)
4/3終値
(円)
騰落率
(%)
MacbeePlanet7095183023481701-7.0
NexTone7094170016603315+95.0
ニッソウ1444375028002330-37.9
サイバーセキュリティクラウド44934500921011540+156.4
アディッシュ7093123021011425+15.9
ヴィス5071820754515-37.2
リバーホールディングス5690960720530-44.8
関通932649010321695+245.9
日本インシュレーション5368940869659-29.9
ゼネテック4492170016201088-36.0
リビングプラットフォーム7091390035501760-54.9
ミアヘルサ7688233017481050-54.9
ドラフト507015801221897-43.2
ミクリード7687890818450-49.4
木村工機6231240020501953-18.6
フォースタートアップス7089177016281504-15.0
リグア709019501910828-57.5
コンピューターマネージメント4491275043602536-7.8
ビザスク4490150013101078-28.1
フォーラムエンジニアリング708813101030596-54.5
ウイルテック708712001200572-52.3
きずなホールディングス7086232022201780-23.3
Kids Smile Holdings7084226027321332-41.1
カーブスホールディングス7085750670444-40.8
AHCグループ7083220035501070-51.4
ジャパン・インフラファンド投資法人92879500010100088000-7.4
コーユーレンティア708118902510633-66.5
ジモティー7082100023001179+17.9

この表からもわかる通り、まったくひどい惨状ですね。

上場間もない企業の株価が(特に悪材料を発表したわけでもないのに)公募価格基準でここまで下落するというのは、少なくとも私の過去9年の投資経験上ではなかったことです。

直近IPO銘柄で興味をもった銘柄

下記に記載されている個別の銘柄の情報はあくまで私自身の参考として調べた内容となります。
その銘柄の売買を推奨するものではありません。

アディッシュ<7093>

会社ホームページのトップページ上にもメッセージが掲載されていますが、ソーシャルメディアやコミュニケーションサービスなどを介して人と人がつながるからこそ起きる課題を解決し、利用者にとって健全で心地よい“居場所”をつくることを目的としたカスタマーリレーション事業が同社の事業内容です。

アディッシュ株式会社
アディッシュは、ミッション「つながりを常によろこびに」のもと、インターネットやソーシャルメディアなどのイノベーション領域で発生する課題解決に向け、配慮されたコミュニケーション社会の実現を目指します。投稿モニタリング、ネットいじめ対策、ソーシャルアプリのカスタマーサポート、チャットボットの開発運営、国内外のSNS運用代行...

ある意味でコミュニケーション関連銘柄と言えますね

事業としては以下の3つから構成されているようです。

  • アプリやサイトを運営する企業に代わって利用者からの問い合わせに対応するソーシャルアプリサポート
  • 不適切な投稿を監視するインターネットサービスモニタリング
  • ネットいじめの可能性がある書き込みやインターネットでの個人情報流出をモニタリングするスクールガーディアン

新興企業ならではの時流に乗ったビジネスモデルという印象で、成長期待は大きいと思います。


通常の地合いであれば公募価格の倍は堅いかなという案件ですが、公募価格+16%程度に収まっているのを安いとみるか、それともこの地合いでいまだに公募価格以上を保っているのを高いとみるか、判断が分かれそうです。

ゼネテック <4492>

システム開発受託事業やエンジニアリングソリューション事業を展開する企業です。

モバイル機器や自動車関係の組み込みシステムの設計開発をコア事業としており、今後はIoT関連、モビリティ関連として期待が持てます。

https://www.genetec.co.jp/


成長期待の大きな業態ではあるものの、直近での売上の伸びがそこまで高くはないこと(年+10%弱)、新型コロナの影響で取引先の自動車業界が大打撃を受けていることなどから、大きく値を崩しています。

ただ、人気のIoT関連かつ時価総額も20億円程度ということで、通常の相場環境であれば人気化しそうな銘柄だけに今の株価には興味を惹かれます。

ビザスク<4490>

ビジネス分野に特化したナレッジ(知見)シェア・プラットフォームの運営を手掛ける企業です。

株式会社ビザスク
スポットコンサルティング

副業解禁で個人の能力を発揮する場面は今後増える傾向にあり、また私の会社(部署)でも社内的に似たような取り組みを行っているなど、そうした個人の有するビジネス上の知見(ナレッジ)を共有することの潜在的な需要はかなり高いとみています。

そのような背景もあって、同社のビジネス上のナレッジ(知見)のデータベース化およびスポットコンサルを手掛けるというビジネスモデルには高い将来性を感じています。


足元の収益規模は小さいものの、中長期的には働き方改革の時流にも乗るであろうビジネスモデルであり、地合いが落ち着きさえすれば面白い銘柄かなとは思います。

2019年以前のIPO銘柄を調べてみるのもよいかも

今回は2020年上場のIPO銘柄の中で興味をもった銘柄についてまとめてみました。

ただ、実際には今の株式相場ではIPO銘柄だけでなくほぼすべての銘柄が叩き売られているというのが正直なところです。


昨年末に上場した会社の中にも株価がすでに公募価格を大きく割っている銘柄も多くありますので、機会があればそれらの銘柄についても調べてみたいと思います。

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