サラリーマンに求められているのは成果ではなく誠意

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今、世の中の働き方が大きく変わろうとしています。

テレワークなどの新しい働き方が大きく注目されています。

このテレワークが普及することによる最も大きな変化が時間管理から成果管理への変化です。


ですが、この成果主義は日本の会社員(サラリーマン)には不向きな制度です。

なぜなら、日本のサラリーマンに求められているのは成果ではなく誠意であるからです。

その理由についてお話します。

企業が評価するのは社員の仕事に取り組む姿勢

成果管理への転換はたやすいことではありません。

そもそも、日本の企業はいまだに精神論が根強く残っています


よくこの手の話で取り上げられるのが残業の話です。

毎日夜遅くまで残業する人といつも定時で帰る人でどちらが評価されやすいか?というものです。


まず、給料の話でいえば、残業代がもらえる分前者の働き方のほうが有利ということになります。

給料が高い=会社からの評価が高いと言っても差し支えないと思います。

個人の評価の客観的な尺度というのはその個人に支払われる金額でしょうから。


そして、上司の評価という点でも前者のほうが評価されがちです。

日本の企業は業務効率や成果よりも取り組みの態度や姿勢のほうに評価の重きを置いているからです。

取り組み姿勢を評価することは正しいのか

もちろん、これには理由があります。

仕事の成果(結果)は仕事内容のばらつきや運など外的な要因にも大きく左右されます。

ですので、そうした外乱要素の多い成果を評価するよりは、(優れた取り組みをすることが優れた結果につながる確率が高いという前提に基づいて)その前段の取り組み(行為)を管理するほうが評価の一貫性が保たれるという考えがこの前提にあります。


確かに、個人の能力不足によるものではない事情で問題が発生したりそれによって時間をロスすることはしばしばあることです。

それは仕方ありません。


しかしながら、実際にはそうした外的要因によらず、単純に個人の能力差によって生まれる成果の差というものもかなり存在することは事実です。

ある仕事を6時間でこなせる人もいれば9時間かかる人もいるのです。

逆に、同じ時間働いたとしてもこなせる仕事量に明らかな違いがあるというケースもよくみられます。


仕事の評価は、社員の働き方基準ではなく与えられた仕事基準で考えるべきだと言う話はこれまでにもずっと言ってきています

サラリーマンに求められるのはチームの一員としての役割

これまで述べた話はあくまで合理的な考え方に基づくものです。

ですが、日本の企業というのは実はそこまで合理性を重要視していません。

なぜなら、会社というのは組織であり、組織活動において重要視されるのは合理性よりも感情だからです。


この観点からいえば、定量的な成果だけでなく仕事への取り組み姿勢といった定性的な部分も大きな評価の要素となります。

人間は感情的な生き物です。

淡々と時間通りに仕事をこなす人よりも、仕事の姿勢に一生懸命さが伝わる人のほうが共感が得られやすいはずです。


そもそも、仕事(タスク)を解決するだけであれば、その分野に精通した外部の契約社員やコンサルタントを雇ったほうが合理的です。

日本の企業が新卒一括採用を行うことからもわかるように、サラリーマンに求められているのはチームの一員としての役割、つまりチームを構成するメンバーの感情面に良い影響を与えることなのです。

そして、そのような能力は成果よりも取り組み姿勢などに表れやすいのです。


成果よりも誠意を見せることがチームの一員である正社員にとっては最も大切なことなのです。

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