株式投資初心者は集中投資よりも分散投資をするべき理由

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この記事では分散投資と集中投資について考えてみたいと思います。


投資金額を分散して複数の投資先に投資することを分散投資、逆に投資金額を少数の特定銘柄に集中して投資することを集中投資と呼びます。

株式投資の場合、だいたい多くても5銘柄くらいまでの投資が集中投資で、それ以上の銘柄への投資は分散投資と呼ばれることが多いと思います。


この分散投資と集中投資のどちらが良いのかについてはいろいろな意見があると思いますが、私としては少なくとも投資初心者のうちは集中投資よりも分散投資を行うことをお勧めします

その理由について以下でご説明させていただきます。

利益額の大小よりも利益を得た体験をすることが大事

まず一番の理由としては、株式投資において成功体験を得るためです。

何事もそうだと思いますが、何かで成功するためには続けることが大切で、そのためにはやはりモチベーションとなるものが必要です。

株式投資においては、まずは自分の保有している銘柄の株価が値上がりする体験を得ることが投資を続けるモチベーションになるはずだと考えています。


そのように考えた場合、同じ資金で1銘柄または2銘柄の株を買うよりは、10銘柄または20銘柄の株を買うほうが株価が上がる銘柄を掴む確率は当然高くなるわけで、そのため株式投資に対するモチベーションを維持しやすくなると考えています。

そういった理由で、私としては投資初心者にはできるだけ多くの銘柄を持ってもらうように勧めています。

銘柄分析はそこまで重要なものではない

分散投資のデメリットとしてよく挙げられるのが、保有する銘柄数が多くなってくると銘柄分析の負担が大きくなってくるといったものです。

ただ、そもそもの話として実は銘柄分析というのは株式投資においてそこまで重要なものではありません

投資初心者はよくそこを勘違いしがちです。

株式投資では企業の業績やマーケットの動向などに常に気を配っていかなければならず小難しいもの、株式投資を始めたばかりの人達の中にはそういった印象を持っている人が多く見受けられます。


正直なところ、そういった小難しい分析はほとんど意味を成しません。

株式投資における有名な逸話として、「サルに選ばせた銘柄と専門家が選んだ銘柄で運用成果は変わらなかった」というものがあります。

実際、株価の動きというのは相場環境やその他の外的要因の影響を強く受けます。

これらの動きをアマチュアの個人投資家、まして投資初心者が予測・分析しようというのはあまりに難しい話です。


ですから、そうした小難しいことを考えて投資を躊躇するくらいならば、それよりはいっそ相場に身を置いて経験を積むことのほうが重要だと私は考えています。


また、インターネットが発達した現代では、こうした分析を自分でせずとも誰か他の人が分析してくれた情報を収集することで投資のヒントとすることもできます

世の中には多くの投資家が企業分析やおすすめ銘柄を紹介してくれていたりするので、彼らに便乗するだけで優良企業を見つけることができるのです。

銘柄の絞り込みに失敗したときのショックが大きい

株式投資の銘柄選定において、優良企業または今後の大化けの可能性がある会社を見つけることそれ自体は決して難しいことではありません。

ですが、その会社の株が今後も優良株であり続けるかどうか、または実際に大化けするかどうかは運の要素なども大きく関わってくるわけです。


集中投資を行う場合、最終的には投資先を多くても5社程度に絞り込まなければなりません。

このとき、投資先の候補には挙がったものの最終的に投資対象からは外した銘柄が後に大化けしたときのショックは計り知れないものとなります。


私も過去にそうした悔しい思いは何度としてきていますし、そうした悔しい思いを断ち切ることができないため投資歴が10年近くになる今でもいまだに分散投資を続けています。

そして、数十銘柄を保有する今でも購入を見送った銘柄が後に大化けして悔しい思いをすることは多々あります。

いかなるときでも希望が持てる

成長株への投資(グロース投資)を勧める以下の記事でも触れさせていただきましたが、このグロース投資を考えたときにも分散投資にはメリットがあります

株価というのは下値は限られている(どんなに下がっても-100%)のに対し、上値には限界がありません。

購入時の価格から2倍、5倍、10倍、さらには100倍というのも決して夢ではないのです。


ですから、複数の銘柄を保有しておくことで、たとえひとつの銘柄でもこうした大化けをしてくれれば、仮にその他の銘柄が不調であったとしてもトータルのリターンとしてはプラスになる可能性があるのです。

特に小型株のような市場平均に必ずしも連動するとは限らない銘柄を多く保有する場合にはこのような方法は非常に有効です。


いついかなるときにでも希望を持てるというのは、前述のモチベーションの維持という観点においても非常に大切なことです。

分散投資であっても高いリターンは狙える

分散投資と聞くと年利数%程度の運用をイメージする方も多いと思います。

確かに集中投資をした場合と比べると、資産が一気に2倍、3倍と増える可能性はどうしても低くなります。


ですが、この分散投資であっても高いリターンを狙うことは十分に可能です。

事実、私は30~50銘柄程度の分散投資を行っていますが、今年を除けば比較的堅調に資産を増やしてこれていて、昨年(2019年)には運用資金に対して年初比+40%以上のリターンを獲得することができました

やっぱりいろいろ選ぶほうが楽しい

現在、日本には3800を超える企業が上場していますが、この中からたったの数社を厳選するというのは私にはどうしても難しいと感じます。

子どもの頃、遠足のおやつを予算内で選ぶのがすごく楽しかった経験はありませんか。

分散投資ってあれに近いと思っています。

いろいろな銘柄を調べてこの会社はもしかしたら大化けするかもしれない、そんな期待に胸を膨らませながら自分のポートフォリオを組む。

やっぱりそれが株式投資の最大の魅力だと思うんです。


ですから、私は現在、そしてたぶんこれからも分散投資を続けていくんだと思います。

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