テレワークでコミュニケーションがとれないことは本当にデメリットなのか?【感情の共有】

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今や勤務形態のひとつとなりつつあるテレワーク。

このテレワークの特徴のひとつがコミュニケーションの機会が減少することです。


業務の遂行に必要不可欠なコミュニケーション(情報共有)であればメールやチャット、ビデオ会議などの手段を用いて行われることでしょう。

一方で、同僚との普段の何気ないやりとりや会話などの機会は大きく減少することになります。


この対面コミュニケーションの機会が減少することは、一般的にはテレワークのデメリットとして捉えられることが多いと思います。

多くの人々がこうしたコミュニケーションによる感情の共有を求めているからです。

仕事のつらさは肉体的なものよりも精神的なもの

社会人であれば誰もが一度は仕事がつらいと感じた経験があるとは思います。

ですが、そのつらさはどちらかと言えば肉体的なものよりも精神的なものであることのほうが多いのではないでしょうか。


物理的な仕事量や労働時間の多さよりも、それだけの仕事量を納期までにこなさなければならないといったプレッシャーや毎日夜遅くまで働くことがほぼ義務付けられているという先行きの暗さが人々を苦しめるのです。

同僚との感情の共有が会社員を助けてきた

日本のサラリーマンがこうした理不尽な状況に耐えられてきたのは同僚たちの存在が大きかったのではないでしょうか。


仕事において理不尽なことはいくらでもあります。

残業が多いことに加え、ひと昔前までは残業代が出ない企業も多かったと聞いています。

有給などは特別な理由がない限りは使えないのが当然でした。


けれども、こうした理不尽な環境に身を置いていたとしても、自分と同じような境遇の人がいればまだ救われた気持ちになるのです。

人間は理性よりも感情を重視する生き物だからです。

【参考記事】

日本の会社の組織運営はこうした社員同士の感情の共有を助けるものでした。

日本の企業の社員皆が夜遅くまで残るという文化もそのひとつです。

確かにその部署の社員ほぼ全員が夜遅くまで残るというのは全く合理的ではないのでしょうが、仕事のつらさを社員同士で共有しあうことは結果的に仕事のつらさを軽減することに一役買っていたわけです。


日本人の思考はみんなで幸せになるのではなくみんなで不幸になろうという発想だとよく皮肉めいて言われたりもしますが、これは確かに事実なのだと思います。

正直なところ、この感情の共有ができているうちはたとえ仕事の負荷が高くても耐えられるし、逆に感情の共有が難しくなってくると仕事のストレスは高まっていく一方です。

必ずしも総残業時間が多い部署がメンタルヘルスに悩む社員も多いわけではないのは、こういった理由によるところが大きいと思います。

テレワークでコミュニケーションがとれないのは本当にデメリットか?

テレワークでは、こうした同僚たちとの感情の共有の機会が減るので、仕事のつらさを一人で抱え込まなければならず孤立してしまう恐れがあるのです。

ですから、こうして感情的に孤立してしまわないような対策がテレワークには必要だと言われています。


しかしながら、このテレワークによってコミュニケーションの機会が減少することは本当にすべての人にとってデメリットと言えるのでしょうか。

というのも、会社にいるのは必ずしも感情を共有しあえる仲間ばかりではないからです。

中には、むしろ自分のモチベーションを下げる存在となる人もいます。

そういった人たちと一緒に仕事をするくらいなら、むしろテレワークで自分のことにだけ集中できる環境のほうが幾分気が和らぐ気もします。


そして、私もそう感じている人間のひとりです。

私にとって、周りの上司や同僚は私の感情を支えてくれる人ではありません。

そのことがテレワークによってはっきりとしました。

ですから、私にとってテレワークで感情の共有を行えないことは決してデメリットではないのです。

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