会社に自ら異動希望を出すことは悪いことじゃない

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会社に勤めていれば、誰しもが一度くらいは現状に不満を持つことがあるでしょう。

今の部署から異動したいと考える人もいるはずです。

このような希望に対して、会社によっては自分から異動希望を申告できる制度を設けているところもあります。


ですが、自ら異動希望を出すというのはなかなか難しいものです。

その理由が新しいことに挑戦したいなどの積極的な理由であればまだいいのですが、今の部署が嫌でそこから抜け出したいなどといった消極的な理由では、会社に良い印象は与えないでしょう。


とは言え、不満を募らせて半ば腐りながら仕事を続けるのもどうかと思います。

私も過去に一度自らの希望による部署異動を経験していますが、その経験もふまえた私の意見としては、会社に自ら異動希望を出すことは決して甘い考えや悪いことではないと思います

今回は、そんな私の経験談を交えながら、その理由をお話しさせていただきます。

人間関係は自分でコントロールしきれない

やはり、会社の悩みで一番大きいのは人間関係だと思います。

私もそうでした。

職場の人間関係が上手くいかず、そのことが自身の態度や発言にも影響を及ぼして一層事態が悪化する、そんなことの繰り返しでした。

見かねた第三者からも、態度の悪さや協調性の無さについて激しく叱責されました。

悔しさと恥ずかしさでたまりませんでした。

今の部署に居続けることは自分にとってもその職場にとっても良くないことだと思い、自ら異動願いを出した結果、それが受理されて別の部署に移ることになったのです。


人間関係の厄介なところは、自分自身の力だけではどうにもコントロールしきれないところです。

就職先を選ぶときに、会社や仕事内容は選べたとしても、上司や同僚たちの性格や価値観まで選ぶことはできません。

ですが、実際には会社生活は人と人との関り合いですから、仕事内容と同じくらい人間関係の相性も重要なはずです。


部署異動によってその人間関係を改善したいと考えることは決して後ろ向きな考えではないと私は思っています。

本人の問題か環境の問題かを判断しきれない

現状の部署で仕事がうまくいっていない場合に、その原因としては2つの可能性が考えられます。

本人に原因がある場合と環境に原因がある場合の2つです。


ひとつの部署にい続ける限り、うまくいかない原因が本人と環境のどちらによるところが大きいのかを判断することは難しいです。

複数の部署を経験することで、それを明らかにしていくことができます。


ひとつの部署にい続ける限り、その人はうまくいかない原因を周りの環境のせいにし続けることができてしまいます。

でも、周りの環境を変えてみてそれでもうまくいかないのであれば、やはりその人に仕事がうまくいかない原因がある可能性が高いのです。

それを知ることは、自分自身の態度や言動を改める良い機会になるかもしれません。

異動すればすべてがうまくいくとは限らないがそれを知ることも大切

異動すれば必ずしもすべてがうまくいくわけではありません。

場合によっては、状況がかえって悪化する恐れもあります。


また、職場でうまくいかないといった場合には、少なからずその本人にも原因があったりもします。

実際、私がそうです。

かつて、職場での人間関係が上手くいかず部署を去らざるを得なかった経験をしながら、今も再び同じ状況に陥りつつあります。

私自身が、円満な人間関係を形成できない問題を抱えているのです。


とは言え、やはり様々な環境を経験することは大切でしょう。

「隣の芝生は青く見える」というように、人間誰しもが自分の環境に不満を持ち、他人の環境を羨んでしまうものです。

ですが、やはりその本当のところというのは自分自身で経験する以外に知りうる術はないと思います。


会社に対する不満は自分は恵まれない環境にいるという思いからくることがほとんどです。

ですから、その環境が本当に恵まれていないものかどうか、それを知るための機会やチャンスを会社は与えてくれても良いのではないでしょうか。

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