結論を出す力を身につけるには何をすればよいのか?

この記事は約4分で読めます。

仕事において私がもっとも重視している能力は結論を出す力です。

ビジネスの世界ではあらゆる物事に対して常に何らかの結論を下していかなければなりません。

そうでなければ物事は先に進まず、何も生み出せなくなるからです。


また、結論を出すと一口に言っても、ただ闇雲に結論づければいいというものでもありません。

結論には必ずその対として根拠があるべきです。

根拠の信憑性がその結論の正当性につながってくるからです。


ですから、我々社会人はこの結論を出す力や技術を身に着けていかなければなりません。

では、一体どのようにすれば、この結論を出す力は身についていくのでしょうか。

結論を出す力を身につけるには何をすればよいのか

私が思うに、この結論を出す力を身につけるには、考えを何らかのアウトプット、具体的には文章に落とし込んでいく作業を繰り返していくことがもっとも重要なことだと考えています。


というのも、頭の中で考えていたり口頭でやり取りしている内容というのは結論が漠然としていることがほとんどだからです。

こうしたやり方を続けている限り、結論を出す力を向上させることは難しいはずです。

口頭でのやり取りは結論がなくても成り立ってしまう

口頭でのやり取りのデメリットについてはこれまでにも何度か記事で取り上げてきましたが、最大のデメリットは情報や考えが十分に整理されないまま行われてしまう危険性があることです。

【参考記事】

これは、結論のない漠然としたやり取りが行われてしまう危険性があるということでもあります。


会議がその際たる例です。

会議の議題が漠然としていて何を決めるべきなのかがわからない、そもそも主催者側が目的意識を持っていない(会議を行うことが目的だと思っている)、そういった質の低い会議が巷には溢れています。

一度、そういった会議中のすべての会話を文章に書き起こしてみればわかると思いますが、恐ろしく中身のないものになるはずです。


また、口頭でやり取りをしていてその場では納得したつもりになっていても、いざ時が経ってから改めて整理してみると話がどうもまとまらない、決めるべきことが決まっていない、そういった経験をしたことは誰しもが必ずあるはずです。

このように口で言う分には漠然とした内容でも通用してしまうことがほとんどです。

発言の記録が残らないため、聞き手もそれほど発言の内容を細かくチェックできるわけではないからです。

文章にすれば結論の曖昧さは明らかになる

ですが、文章にすればそうした曖昧さはすぐに明らかになります

文章でのやり取りは相手に話が伝わりにくいといった不満もよく耳にしますが、それは文章でやり取りをすることが問題なのではありません。

何を話しているのか、何を聞きたいのか、質問をしているのかそれとも単に同調を求めているのか、そういったことが曖昧な文章というのがあまりに多すぎるのです。

文章だと話が伝わらないのは、書き手の結論力の無さによるものです。


これは普段のメールのやり取りでも感じることがあります。

メールでのやり取りをしていてたまに見かけるのが、こちらの質問に対する回答になっていない回答です。

よくあるのが、こちらのクローズドクエスチョン(具体的な数値や「はい」または「いいえ」で回答する質問)に対して、肝心の数値や「はい」または「いいえ」の部分を回答していないというパターンです。


また、逆にこちらの質問に対して「はい」または「いいえ」のみで答えて、その理由については全く述べないというパターンもあります。

確かに、こちらの質問の仕方によってはその回答は間違いではないのかもしれませんが、やはり結論→根拠といった話の展開がもっとも相手に話が伝わる説明の仕方であるというのは確かで、そのような回答を心掛けるようにすべきだとは思います。


このように、文章にすればそうした結論がない、あるいは結論に対する根拠が薄い発言というのがはっきりとわかるわけです。

ですから、「結論を出す」能力を身に着けたいと思うのであれば、まずは自分の意見や考えを文章に書き起こしてみることがその近道になるはずです。

でも世間は必ずしも結論を重視しない

私がコミュニケーションに求めるのは、この結論の明瞭さです。

ビジネスにおける課題や質問では、いわゆる「正解」はないことがほとんどです。

そんな中で、正解に近しいと思われる結論を下せる、またその根拠を構築し説明できるというのが私が理想とするコミュニケーションなのです。


ですが、一方ではそのような考え方とはある種真逆の考え方をする人たちも大勢います。

つまり、ビジネス上の課題には正解がないのだからそうやって物事を端的に考えようとするのは間違っている、そういった考え方です。

また、結論ファーストの直接的な物言いに対して不快感を示す人もいるでしょう。

曖昧な表現を好む日本文化がそこには存在するからです。


このように、私と世間との間にはコミュニケーションに求めるものの大きな乖離があり、そのことが私のコミュニケーション嫌いに一層拍車をかけているというのが現状の実態なのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました