株式投資の七不思議、株価は自分が買うと下がって自分が売ると上がるのは何故なのか?

この記事は約4分で読めます。

自分が買った株の株価は下がる。

自分が売った株の株価は上がる。


株式投資をしている人なら誰しもが経験するのがこの現象です。

まるで自分の動きが監視されているんじゃないかとつい錯覚してしまうほどです。

また、あまりにも自分の狙いと逆の動きをすることが多いので、自分の考えと逆の行動をとれば大勝できるんじゃないかと感じてしまったりもします。(もちろん、そううまくはいかないわけですが。。)


ですが、こうしたことが起こるのにはそれなりの理由があるはずです。

そこで、その理由として考えられることを以下にリストアップします。

逆張りをしている

ビギナーの個人投資家がやってしまいがちなのがこの「逆張り」です。


株式用語で株価が安くなってきたところで株を買う手法を逆張り、株が高くなってきたところで買う手法を順張りと呼びます。

この2つの手法に関して、一般的には短期的な視点でみれば順張りのほうが成功する可能性が高いと言われています。


これは需給の関係です。

株価が上がっている局面では、その株を売りたい人と買いたい人のバランスが買いたい人側のほうに偏っています。

株価が上がったから利益確定したいと考えるより人の数よりも、これからさらに株価は上がっていくだろうと考える人の数が多いわけです。

ですから、その後も株価は上がっていく可能性のほうが高いわけです。

これは逆も然りで、株価が下がっている局面では全く正反対のことが起こっています。


ところが、日本は長らくデフレが続いてきたため、日本人はモノを安く買うという習慣が身についてしまっています。

そのため、株を買う時でも安くなるまで待って株価が下がってきたところであえて買うということをやってしまいがちです。

ですが、上で説明したように短期的にみれば、そうした株はその後も株価は下がり続ける可能性のほうが高いわけです。


このような買い方をする場合には一時的には株価が下がるのは覚悟しなければなりません。

その下降トレンドが収まるまでは我慢をする必要があるのです。

もっとも、このような買い方が間違っているかというと、決してそういうわけではありません。

一時的には株価は下がるかもしれないけれども、その株の実力が確かなものであれば、長期的には株価は反発する可能性のほうが高いわけですから。

材料出尽くしの状態で売買している

情報の入手スピードというのは昔に比べて格段に上がっています


たとえば、株式市場には四季報相場と呼ばれる相場があり、会社四季報の発売日に会社四季報の中でポジティブな書かれ方をした銘柄の株価が大きく上昇することがあります。

ですが、最近では出版元の東洋経済が運営する会社四季報オンラインなどのWEBサービスでこうした情報を先出ししています(有料コンテンツ)。

ですので、四季報が発売する頃には、すでに一部の人にはそうした情報が行き渡っている状態であり、実際それを受けて株価も上がっていることがほとんどです。

そのため、四季報が発売になってからそうした銘柄をさらに高値で買おうとすると、事前に情報を入手していた人たちの利益確定売りに遭いやすく、一時的に損をすることがあるのです。


また、企業業績に関しても、事前予測などから株価はある程度業績を織り込んでいる場合がほとんどです。

ですから、企業が好業績を発表したとしても、それが織り込み済みの水準であれば材料出尽くしになる可能性が高く、そうしたときに目先の業績だけを見て買ってしまうと痛い目を見ることになるのです。

感情的になってしまう

逆張りもそうですが、株式投資とは自身の感情(メンタル)との闘いでもあります。

損切りの話もそうですが、株価が自分の想定とは異なる動きをしたときに正常な判断をするというのはなかなか難しいものです。

【参考記事】


自分の保有している銘柄の業績が芳しくなかったとき、あるいは株価が大きく下がったとき、合理的に考えれば売るべきところでも感情的になってしまい、つい逆の行動をとってしまうということはよくあります。

それで余計に傷口を広げてしまうのです。


銘柄に惚れるな」という投資の格言にある通り、我々は特定の銘柄に惚れたりこだわり過ぎてはいけません

我々が銘柄に惚れる理由、それはその銘柄が我々に利益をもたらす存在である、つまり株価が上がるからであり、株価が下がった銘柄に惚れる理由などどこにもないのだと割り切ることが大切です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました