どの企業に投資するべきか?身の周りの課題に着目した投資先の探し方【マーケットイン】

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この記事では投資先の探し方について考えてみたいと思います。


投資先の探索や選定において企業分析は非常に重要なプロセスです。

また、企業分析には大きく分けて定量分析定性分析の2つのアプローチがあります。

(定量分析と定性分析について詳しく知りたい方はこちらの記事も参考にしてください。)

【参考記事】


このうち、「定量分析」を行うことは比較的容易にできます。

会社のファイナンスなどを調べればよく、特に最近はこうした財務分析を行うためのツールなども充実しているため、簡単な分析であれば投資を始めたばかりの人であっても可能でしょう。


一方で、一見難しいように思えるかもしれないのが「定性分析」です。

確かに、プロのトレーダーやアナリストが行うような専門的な分析を個人が行うのは難しいでしょう。


ですが、たとえこうした企業分析に関してはまったくの素人であっても、普段の生活の中から投資先を探すためのヒントを見つけることはできるはずです。

それが、身の周りの課題に注目して投資先を探すという方法になります。

身の周りの課題に着目した投資先の探し方

私もそうですが、個人投資家の多くは株式投資によって生計を立てているいわゆる「専業投資家」ではなくほかの仕事をしながら投資を行っている「兼業投資家」 のはずです。

こうした兼業投資家であれば、自分の日常生活や身の回りの課題(テーマ)に着目してそのテーマに関係する企業を探していく、そのような投資先の探し方のアプローチがあります


以下でその一例について説明していきます。

企業の業務効率化

働き方改革関連法案が施行されるなど、近年は企業の業務効率化のニーズは高まるばかりです。

私の勤務先でもこうした業務の効率化の取り組みを行っており、これまでのアナログ的なプロセスのデジタル化、システム化を推進しています。


このような課題に取り組む中、私が注目している企業がエイトレッド<3969>です。

同社はワークフローシステムの開発・販売を手掛ける企業で、同社のワークフローシステムを利用することで会社の業務プロセス(社内申請や手続きなど)を電子化でき、業務効率の改善につなげることができます。

もともとは中小企業向けの製品に強みを持っていた同社ですが、近年は企業の働き方改革の意識の向上に伴い大企業向け製品やクラウドサービスが大きく伸びています。


これからの「ウィズ・コロナ」「アフター・コロナ」時代の働き方を考えても、今後こうした動きは加速することが予想されます

ですから、同社には追い風が吹いている状況と言っても過言ではないでしょう。

ソフトウェアテストのアウトソーシング

ソフトウェア開発の市場というのも、今後も依然として成長を続けていくはずです。

日本国内におけるソフトウェア開発の市場規模は約15.5兆円とも言われており、このうち全工程に占めるテスト工程の比率は約3分の1、つまりソフトウェアテストの市場規模は約5.5兆円とも言われています。(※1)

しかしながら、そのソフトウェアテストのうちアウトソーシングされているのはほんの数%に過ぎないと言われており、国内ではソフトウェアテスト工程のアウトソーシングはほとんど進んでいないというのが実情なのです。


私の会社でもこうしたソフトウェア開発を行っているのでよくわかりますが、ソフトウェアテストというのは決して単純なものではありません。

ソフトウェアの品質を安定して確保するのは非常に難しく、それにはテスト工程の標準化や高度な専門知識が必要となりますが、そうした理解はまだ十分得られていないように感じます。

そんな私が注目する企業が、このソフトウェアテスト事業を主力とするバルテス<4442>です。

今後はこうしたソフトウェアテストの重要性の認知が広まり、テスト手法を確立している企業へのテスト工程のアウトソース化が徐々に進んでいくと予測されています

そうしたソフトウェアテストの方法論やノウハウを有している同社の需要も高まることが期待されています。

やっぱりマーケットインは王道

このように、自分の仕事や日常生活で感じる課題・問題を解決してくれる企業を探すことは投資先を考える上で非常に有効な方法と言えるのです。


マーケティングの基本概念としてよく使われる言葉に「マーケットイン」と「プロダクトアウト」があります。

マーケットイン」は顧客ニーズ(マーケット)を満たすことを優先させた商品開発やビジネス活動、「プロダクトアウト」はプロダクトの提供側の技術力や都合を優先させた商品開発やビジネス活動のことです。


このどちらが大切か、あるいはそもそもこのような二元論で語ること自体が間違っているなど意見はいろいろあると思いますが、私はやはり「マーケットイン」が王道だと思っています

世の中のニーズを満たしてくれる商品やサービスを提供してくれる会社こそがやはり真の優良企業であると私は思っています。

ですから、そのような企業を探し投資すべきであり、それにはまずは自分の身の回りのニーズを探すところから始めてみるのがよいのではないでしょうか。


※1 出典: https://www.valtes.co.jp/recruit/potential.html

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