仕事の納期を守ることが大切な理由

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品質(Quality)」、「コスト(Cost)」、「納期(Delivery)」、いわゆるQCDは生産管理やプロダクト管理を行う上で考えなければならない3つの要素ですが、この3つの要素の重要度や優先順位については意見が分かれるところです。

それぞれの立場によっても(何を最優先とするかは)変わってくることでしょう。


このうち、私が仕事を進める上でもっとも意識しているのが「納期(Delivery)」の部分です。

ですが、この発言はもしかしたら誤解を招いてしまうかもしれません。

つまり、品質やコストをおろそかにして納期最優先で仕事をしている、そういうふうに捉えられてしまう恐れがあります。


実際、私の仕事の納期に対する意識は周りに比べれば高いほうだと思っていますが、そんな私の仕事の進め方に対して上司からはこのようなことを言われてしまうことがあります。

「お前の仕事は納期を守ることじゃない」


このような発言に対して私の考えとのギャップを感じてしまうため、今回は仕事の納期に対する私の考えについてお話しさせていただきます。

仕事の納期を守ることが大切な理由

私は現在、品質管理に関わる部門で働いており、そういう意味では私の最優先課題は上記の3要素の「品質(Quality)」と言えるでしょう。

でも、私としては別に品質をおろそかにしているつもりは全くなくて、あくまですべきことをした上でこの納期を特に重視しているのです。


私が納期を重視するのにはいくつか理由があります。

それは主に以下のようなものです。

課題が明確である

まず第一に、それが具体的であり目標としやすい課題だからです。

「〇月〇日までに〇〇を仕上げる」

明確な数値基準に落とし込まれた課題であり、個人が目標としやすい課題であると言えます。


一方で、たとえば品質という言葉はときにひどく漠然としています。

ですから、そうならないように品質に関する要件や具体的な基準を明確に設定するわけです。

しかしながら、そういった具体的な課題への落としこみをすることもなく、ただやみくもに「品質を上げろ」といった抽象的な課題だけが上から降ってくるときがあります。

このような状況のとき、自分が何をするべきか、正確には自分は何をすることを期待されているのかがわからず、途方にくれてしまうのです。

達成可能な目標である(※私の仕事の場合)

納期を守ることが難しいかどうかは、その仕事が定常的な業務かそうでないかによって大きく変わってきます。

私の仕事の場合は定常的な業務がほとんどですが、この定常業務というのは納期を守ることが比較的たやすいのです。

少なくとも「どうやっても達成できないという課題」ではないからです。


たとえば、製品開発においてある問題が発生したとして、それに対して「何がなんでも明日までに解決しろ」という課題が出たとしたら、それはどうあがいても達成できない可能性があります。

関係者を総動員して徹夜で対応したとしても、問題の解決に至らない可能性は十分にあるからです。


そこまでの無理難題を押し付けられることはないにしても、似たような課題に携わっている人がいることを私は知っています。

ですから、そのような仕事をしているわけではない自分はせめて根気さえあれば終わらせられる仕事くらい納期通り終わらせようと思うわけです。

信頼を得られる

上で挙げた「課題が明確である」とは、その課題の達成状況が可視化しやすいということです。

つまり、周りからもその人の仕事ぶりが見えやすいということです。

ですから、納期を守ることは一緒に仕事をしている周りの人たちに仕事をしっかりとこなしていることが伝わりやすく、そのため信頼を得ることにつながりやすいのです。


結局のところ、それが自分にとって一番大きいのかなと思います。

やっぱり、周りから信頼されたい、認められたいといった思いは誰にでもあるはずですから。

問題が発生すると喜ぶ人たちがいる

そんな私ですが、納期を軽視する人に対してはやや懐疑的です。

最初に挙げた「お前の仕事は納期を守ることじゃない」 という意見にしてもそうですが、私としてはこのような考えや意見に対しては次のように思ってしまうことがあります。

ほかの理由を隠れ蓑にして納期を遵守するという課題から逃げようとしている」、そう感じてしまうのです。


プロジェクトというのはたびたび問題が発生したりして日程や納期の遅延が発生しますが、必ずしもそういった状況を悪く思う人たちばかりではありません。

問題が発生して日程が延びることはその問題の当事者でない人からすれば自分の都合ではないところで納期が先延ばしになることになります。

ですから、問題が発生すると喜ぶ人たちがいるのです。


実際、進行中のプロジェクトでどの部署も日程の延期を望んでいるようなケースでは、日程の遅延の原因を押し付ける相手(スケープゴート)を探しているという状況がしばしば起こりうるのです。

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