株式投資で「あのまま持ち続けていればよかった」と思うことが無意味な理由

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私が株式投資を始めたのは2011年の11月頃のことでした。

ですから、もう9年近くも株式投資を続けていることになりますが、その間いくつもの銘柄が大化けするのを間近で見てきました。

下の動画のように、株価が30倍になるなどという一見夢物語のように思えることが現実として起こってきたのです。

つくづく、チャンスはいくらでもあったんだと実感させられます。


株価30倍達成 36万が1084万円になった


実際、大化けした銘柄の中には、私自身一度を手を出したもののすぐに手放してしまい、その後大相場に発展したものも少なくありません。

そのような光景を横目で眺めながら、ついこう考えてしまうときがあります。

「あのまま持ち続けていればよかった…」


ですが、よくよく考えればそのように考えるのは全くもって無意味だとわかります。

銘柄に興味を持つことや実際にその銘柄を購入することはさほど難しいことではありません。

ですが、そうして購入した銘柄を長期で持ち続けることは、実は銘柄を購入することよりもはるかに難しいことと言えるのです。

安値で買った銘柄は早めに利益確定しがち

株価が安くなってきたところで株を買う手法を逆張り、株価が高くなってきたところで買う手法を順張りと呼びます。

私は、どちらかというと上の逆張り派で、株価が安くなったところで買いたい派です。

一般的には短期的な視点でみると逆張りは失敗しやすい(安いところで買ったつもりも実際にはそれ以上に下がることが多い)と言われています。

ですが、一方でその株の実力が確かなものであれば長期的には株価は反発する可能性が高いため、私はこの逆張りを取り入れています。


ですが、このような取引スタイルには難点があって、それは早めに利益確定をさせてしまいがちなことです。

いわゆる逆張りの場合、短期的には株価がその後も下がり続けることも多いです。

ですから、一時的に含み損の状態に陥ってしまうため、その後に株価が反発して含み損の状態から脱したときに安心感からついつい売却してしまいがちなのです。


また、このような逆張りの場合、割安感や値ごろ感がその銘柄の購入動機のひとつになっています。

ですから、株価が上がってくるとこうした値ごろ感が薄れてしまうことも売却に気持ちが傾いてしまう要因になるのです。

常に上がり続ける株はない

たとえ長期で株価がずっと上がり続けているように見える銘柄であっても、その過程においては一度は暴落、またはそれに近い局面に陥っているものです。


その代表例が神戸物産<3038>でしょうか。

同社は「業務スーパー」を運営する企業ですが、株価はこの10年間で50倍以上に跳ね上がっており、10年チャートでみても株価はきれいな上昇チャートを描いているように見えます。

しかしながら、同社の株価はこの10年間順風満帆に推移してきたわけではありません。

10年チャートをよく見てもらえばわかりますが、同社には2015年から2016年にかけて株価が低迷していた期間があります。

当時、同社にはインサイダー取引疑惑が浮上しており、その影響も受けて株価は大きく落ち込んでいました(最終的には不起訴処分)。


私もこの期間に同社の株を保有していたためよく覚えていますが、最悪上場廃止の可能性もささやかれており、当時は不安しかありませんでした。

結局、2016年に何回か分けて売却していますが、この銘柄でそれなりの損失を出したことは覚えています。

そのまま持ち続けていれば、その当時からでも10倍以上に株価は上昇していたことになります。

もっとも、それはたらればに過ぎませんが。

上がった株を買い戻すのは難しい

上の例はやや特殊なケースかもしれませんが、どのような銘柄でもこのように株価が低迷する時期は必ずあるものです。

今年の2~3月にかけて起こった株式市場における新型コロナショックがまさにその典型です。


会社の業績や新型コロナの影響性など関係なしに、あらゆる銘柄が徹底的に売り込まれました。

このような暴落局面においては、得てして利益が乗っている銘柄を一時的に利益確定しがちです。

暴落によって目先の株価が下がっていたとしても、損失を抱えている銘柄を売るのに比べれば心理的な負担は少ないからです。

これは致し方ない判断かもしれません。


ですが、その後市場が落ち着きを取り戻したのであれば、一時的に売却した銘柄を買い戻すことも検討すべきでしょう。

ところが、そうしたときに自分の売値と現在の株価を比較してしまって、自分の売値よりも現在の株価のほうが高くなっているため購入を見送る、そんなことをついやってしまいがちなのです。

その結果、その後もその銘柄の株価は上がり続け、結局もう買い戻すことができないところまで株価が上がり切ってしまう、そんなことはよくあるのです。


株を長期で持ち続けるためには、目先の株価にとらわれることなく、その会社の成長性のみを信じ続けることが必要なのです。

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