会社は社員の多様性を受け入れる必要があるのか?

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これからの社会では多様性(ダイバーシティ)が求められるようになると言う話はよく耳にします。

このような背景のもとに、企業も働き方改革とともにこの個人の多様性を推進する動きを進めようとしています。


ですが、この企業の多様性の推進に関して、私としては企業は必ずしも個人の多様性を受け入れる必要はないと考えています。

その理由についてお話しさせていただきます。

個人の多様性が受容されるようになった背景

かつては画一的な人材を量産し、社員に画一的な働き方を望んできた企業が、近年働き方改革や個人の多様性を推進するようになった背景には少子高齢化による人手不足があります。

労働者人口が減ったことにより、働き手となる人材を確保することが年々難しくなってきています。

この傾向は今後も続くと考えられており、そのため企業は人材獲得における優位性を保つため、個人の多様性を推進する施策を打ち出しているのです。


もちろん、多様性を受け入れるメリットはほかにもあります。

世の中を取り巻く環境が激しく変化していく現代においては、求められる技術や仕事内容も日々変化しています。

そのような世の中の変化に対応するためにも、そして今後のグローバル化を推し進める上でも、多様なスキルや経験をもつ社員を抱えていることは大きな強みになるはずです。


米国シリコンバレーが証明しているように、多様な人種、性別、アイデンティティ、カルチャーをもつ人材から成る組織は、イノベーションが生まれやすい環境であると言えます。

今後、企業が国際競争力を高めていく上でも、こうしたイノベーションの生まれやすい環境作り、つまり多様な人材の確保が急務であると言えるでしょう。

多様性を受け入れるのは会社のため

要するに、企業が社員の多様性を受け入れるのは、結局のところそれが会社のためにもなるものであるからです。


多様性と言っても色々あります。

たとえば、仕事において完成度よりも早さを優先させる人もいれば、逆に早さよりも完成度を優先させる人もいます。

これもひとつの多様性と言えるでしょう。

このどちらが良いかは、ケースバイケースと言えるでしょう。

その人の立場や置かれている状況でも大きく変わる可能性があります。


しかしながら、家庭よりも仕事を優先する社員と仕事よりも家庭も優先したい考えの社員がいたとします。

これも多様性のひとつですが、もしも両者の仕事をこなす能力に差がないとしたら、果たして会社が多様性を受け入れることにメリットがあると言えるでしょうか。


私には無いように思えます。

両者の能力に大した差がないのであれば、仕事を最優先に考えてくれる社員ほうが企業にとっては使い勝手がよく、貢献度の高い人材であると言えます。

ですから、この場合、企業が社員の多様性を認めるメリットはどこにもないわけです。

会社は社員の多様性を受け入れる必要があるのか?

逆に言えば、仕事よりも家庭も優先させたいという考えの人たちがその考えを会社に受け入れてもらいたいのであれば、仕事を最優先に考える人たちよりも何かほかの部分で長けていることを示す必要があるとも言えます。

そういったものがないにもかかわらず、個人の多様性を尊重するべきだと主張するのは、単なる個人のわがままのように私には思えます。

会社にこのような社員の言い分や多様性を受け入れる必要は必ずしもありません


社員としても、もしも自分の多様性を受け入れてほしいと考えるのであれば、自らの多様性を受け入れることでの会社側のメリットを提示するべきです。

個人の多様性を尊重することが最終的に会社のためになり、それが自らの多様性を受け入れてもらうことにもつながる、そのような意識を持つことが大切です。

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