なぜ人間関係の問題には「原因と対策」が行われないのか?

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仕事を長く続けていれば色々なことがあります。

良いこともあれば悪いこと、嫌なこともあるはずです。

ときには心身ともに疲れ切ってしまって、会社を休職するという選択肢を選ぶ人も中にはいることでしょう。


そのこと自体を責めるつもりはありません。

自分の身を守れるのはやはり自分だけなのだと私は思います。

ですから、個人は自分の身を守ることを最優先に考えていくべきだと思います。


会社もそういった従業員のメンタルヘルスの問題に理解を示すべきでしょう。

ですが、だからと言って会社はそのような人々をただ受け入れればいいというものでもないはずです。

従業員が体調を崩してしまって長期間仕事に穴があくといったことなど本来あってはならないことです。


従業員が体調を崩してしまうのにはそれなりの理由があるはずです。

ですから、会社は今後同じことが繰り返されないよう、そこに至った原因の究明と対策(再発防止策)の実施を行うべきだと私は思うのです。

原因の究明と再発防止の対策

製造業のモノづくりにおいて、仮に部品故障などの品質不良が発生した場合には必ずその原因の究明が行われます。

部品が故障に至る原因には大きく分けて2つの可能性が考えられます。

部品そのものに何らかの欠陥があった可能性(内的要因)と部品に大きなストレスが加わった可能性(外的要因)です。


部品自体には問題がないものの、その部品の周辺の部品や構造が悪さをして部品故障につながっているというケースはしばしばあります。

このようなケースにおいては、故障した部品を交換したところで抜本的な対策とはなりません。

その部品に対して悪さをしている根本的な原因を取り除かない限り、同じような故障が再発する可能性が高いのです。


この話は職場の人間関係にも当てはまる話のはずです。

仕事のストレスや人間関係が原因で体調を崩してしまった社員がいたときに、それがその人自身の問題によるものなのか、それともその職場環境の問題なのかを明らかにしなければなりません。

そして、今後同じことが起こらないよう再発防止策を講じていくべきなのです。

なぜ人間関係の問題には「原因と対策」が行われないのか?

ところが、人間関係の問題というのはデリケートな部分が多いためか、そういった原因究明であったり対策というのがほとんど行われていないような印象を私は持っています。

私の周りでも体調を崩して会社を休職してしまう人は少なからずいますが、会社がそれらひとつひとつのケースに対して何らかのアクションを取っているのかは甚だ疑問です。

それが体調を崩してしまった本人自身の問題である場合、会社はどうすることもできない場合もあります。

その人自身の問題、たとえばストレス耐性の低さなどが明らかになったところで、先ほどのモノづくりの例のように部品に問題があるので部品を交換しますというようにはいきません。

ですから、そのような場合には会社側は時間が問題を解決してくれることをただただ祈るばかりなのです。


ですが、同じ部署から何人も続けて休職者が出ているような場合、職場環境にも休職者を生んでしまうような何らかの原因が潜んでいる可能性が高いはずです。

ですから、そういった場合には会社側はその休職者が続出してしまう原因を取り除く努力をしていくべきだと思うのです。


会社は果たしてそういった努力をしているのでしょうか?

人間関係はデリケートで難しいもの

もちろん、人間関係の問題に対して、どちらが良い、悪いといったようにはっきりと白黒をつけることは難しいはずです。

中には、最初に挙げたモノづくりの話と同じように人間関係を捉えようとすること自体に不快感を覚える人もいることでしょう。

なんでも理屈で説明したがる私の悪い癖なのかもしれません。


ですが、そういった難しいはずの人間関係であったり集団活動を重視しているのが日本の会社なのです。

人間関係はとてもデリケートで難しいもののはずなのになぜか喜んでそれに手を出している、そして手に負えずに困っている

私には周りがそう映るときがあります。

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