長かった連休もついに終わってしまいましたね。
私の勤める会社では8月8日~16日の期間が休みということで、実に9連休という非常に長い休みをとることができました。
反面、その反動も大きいです。
会社に行くのがつらくて仕方ありません。
そもそも、連休中も後半のほうは心から休暇を満喫するというわけにはいかず、前日の日曜にいたっては翌日からの仕事のことが気になってもうほとんど何も手につきませんでした。
身体を徐々にならしていく意味でも、たとえば今週なんかは有給休暇を利用して1日くらい休みをとりたい気持ちがあったりもします。
でも、気分が乗らない、やる気がない、そのような理由で簡単に仕事を休んでもいいものなのでしょうか?
そもそも、社会人が会社を休むときには一体どのようなことに気をつければよいのでしょうか。
無事これ名馬
まず、これだけは言わせてください。
会社にとってもっとも困ることは社員に休まれることだと私は考えています。
「無事これ名馬」という言葉もあるように、毎日会社に休まず出社することがサラリーマンにとってはもっとも価値があることと言っても過言ではないと思います。
(もちろん、サラリーマンには会社から付与された年次有給休暇を取得する権利がありますので、上記の話はその有給休暇はちゃんと取得した上での話です。)
そのためには、心身ともに健康であることが重要で、サラリーマンにはそうした自身の体調管理も求められるはずです。
正直なところ、病気で休むのも単にやる気がないから休むのも業務管理上は同じことです。
人間が相手の話ですからこの2つでは同じ休みでも性質が違うように思えてしまうかもしれません。
ですが、仕事に穴が空くという意味では両者は同じことなのです。
計画的な休暇と突発的な休み
むしろ、区別すべきなのは計画的な休暇と突発的な休みです。
計画的な休暇であれば仕事に穴が空かないように事前に調整をすることもできますが、突発的な休みではそれもできません。
ですから、計画的な休暇は突発的な病欠などよりも本来は優遇されるべきだと思うのです。
しかしながら、実態は異なります。
有給休暇の取得にあたってしばしば議論に挙がる話でもありますが、体調不良による有給休暇の取得は許されても特に理由のない有給休暇の取得は歓迎されにくいという風潮が世の中にはまだ残っています。
マナーと合理性
私の会社でもそういった風潮は徐々に薄れてはいるものの(特に上の世代では)いまだに根強く残っています 。
そのため、こともあろうに有給休暇を消化するにあたって、その当日になって体調が悪いふりをして休暇を申請するという全く合理的とは言えない行動をとる人も中にはいるくらいです。
以前に先輩社員から聞いた話ですが、先輩社員いわくそれは一種の社会人としてのマナーだということです。
つまり、会社を休むときに「何かやむを得ない事情があって休む」と言ってくれたほうが上司としても「それなら仕方ない」と応じることができる、それがたとえば「気分が乗らないから休む」と言われたとしても上司は困ってしまう、だから嘘も方便ではないけれども物事をスムーズに進めるためにはそういったことも必要なんだ、そのような説明を過去に受けたことを覚えています。
確かに、その話には一理あるとは思います。
ただ事実を述べるだけがコミュニケーションではありません。
ときには相手の立場に立って、オブラートに包んだ物言いをすることも必要なのでしょう。
でも、別にどんな理由で休もうがいいと思うのです。
休む理由はどうでもよくて、仕事を休んだことによる影響をいかに抑えようとしているか、そのような計らいをしているのか、そこを会社は判断すべきだと思うのです。
社会人が会社を休むときに気にすべきことは休む理由やその申告のマナーなどではなく、休んだ後のフォローなのだと私は思います。
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