私が株式投資で企業分析を行うのをやめた理由

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株式投資における王道は徹底した企業分析に基づく集中投資であるという意見には全くもって同意します。

私もかつてはこうした企業分析を重視していて、四季報を読み込んだり財務や株価指標でのスクリーニングを行ったりなどしていました。


ですが、ここ数年はもうほとんどそういったことはしなくなっています。

財務や株価指標の観点からはとても説明がつかないような値が付いている銘柄であっても、値動きが良いというだけで手を出すこともあります。


このように、もはや投資というよりは投機的な立ち回りに近い現状ですが、それでもここ数年間は好地合いのおかげもあってそれなりの運用成績は残せていますし、そちらのほうが自分には合っているような気もするのです。

今回は、私が株式投資において企業分析を行うのをやめた理由(それほど重視しなくなった理由)についてお話しさせていただきます。

期待の大きさに株価がついてこない

誰もが企業の株を買うときその企業に高い期待を抱いているはずです。

特にそれが綿密な企業分析を行った企業の株であるならばなおさらでしょう。


私も特に企業のファンダメンタルズを重視していたころはそうでした。

財務指標や株価指標などをよく調べて割安な株価水準にある企業を見つけたときには、これは掘り出し物を見つけてしまったと興奮し、今後の期待感からわくわくが止まりませんでした。


ですが、現実はそううまくいかないものです。

自分の中でこれはいけると思って購入した銘柄が、その後なかなか順調に株価が上がらないわけです。

こういったファンダメンタルズ的に割安で放置されている銘柄というのは、いわゆる不人気な銘柄であることがほとんどです。

ですから、株価は短期ではなかなか上がらず、このような銘柄は長期的な視野で捉えるべきなのですが、それでもやはり焦ってしまうわけです。

特に、地合いが良いときだと、そういった銘柄を差し置いてそれこそPERが何百倍といったとても現状の株価の説明がつかない(業績に対して株価が高すぎる)企業の株価が連日大幅高になったりもするわけです。


本来はそういった銘柄と比較してはいけないのでしょう。

ですが、そういった銘柄を購入するチャンスがあったのも事実なわけです。

それなのにその一攫千金のチャンスをみすみす逃し、不人気な銘柄に手を出していることがまるで機会損失であるかのように感じてしまうのです。

期待が大きいだけに判断を誤ってしまう

また、株価がなかなか上がらないだけならまだしも、実際には株価が大きく下がったり、だらだらと下がり続けることもあります。

このとき、期待が大きいだけにそのショックも大きいものとなります

損切りなどの判断にも影響を与えてしまう可能性があります。


値動きに妙味があるという理由だけで購入した銘柄であれば、たとえその後に株価が下がったとしてもそれはギャンブルに手を出した自分が悪いとある意味諦めがつくものです。

ですが、企業分析を行って確かな企業価値を感じて購入した銘柄である場合、株価が下落することに納得できないのです。

ですから、そういったときに株式投資の定石とは逆の行動をとってしまうことがあります。

いわゆる逆張りをしてしまいやすいのです。

逆張りは株価が安くなってきたところで株を買う手法ですが、一般的には短期的な視点でみると逆張りは失敗しやすい(安いところで買ったつもりも実際にはそれ以上に下がることが多い)と言われています。


ですが、頭ではそうとわかっていても、自分の想定(株価は上がるはず)とは逆の値動きをしているのを見せられてしまうと、どうしても理性よりも感情が先行してしまうのです。

株価が下がるのはおかしい、いずれ反発するに決まってる、そういった感情が働いてナンピン買い(保有株の株価が下がったときに買い増しをして平均購入単価を下げること)をしてしまったりするのです。

もっとも、このナンピン買いをすると株価がさらに下がったときに損失の拡大ペースも加速してしまいます。

株価が下がるたびにナンピン買いを繰り返した結果、損失が膨れ上がって100万円以上の損失を出してしまったことも過去にはあります。

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