丁寧すぎる言葉遣いが逆効果になる理由

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私の言葉遣いはどちらかといえば丁寧な方だと思います。

ですが、言葉遣いや話し方が丁寧なことは必ずしも良いことばかりとは限りません。


むしろ、かえって相手との壁を作ってしまうことにもつながりかねないのです。

私に話しかける人は皆丁寧な言葉を使う?

私に話しかけてくる人は皆やけに丁寧に話しかけてくる、そう感じています。

もちろん、誰に対しても丁寧な言葉遣いや態度をとるという人も中にはいますが、他の人への態度をみると決してそういうタイプではない人であっても、私に接する態度は心なしか丁寧な印象です。

私のことだけ「〇〇さん(くん)」付けで読んだり、妙におだてるような発言が多かったりします。


ですから、過去には自身の上司に対して、私の名前を呼ぶときに「さん付け」しなくてもよいですよと懇願したこともあるくらいです。

丁寧な言葉は相手との距離を置くためのもの?

おそらくその原因は私にあって、皆私に対して気難しさや絡みづらさを感じているのでしょう。

丁寧な言葉遣いというのは、相手に対してどこかよそよそしい印象を与えてしまうこともあります。

ですから、相手としても、こちらに対して慎重にならなければならないという思いにつながるのでしょう。


このように、丁寧すぎる言葉遣いや話し方というのは相手との距離を置いてしまうものです。

丁寧すぎる言葉遣いが逆効果になる

相手からすれば、あまりに丁寧すぎる言葉遣いだと自分が距離を置かれているような感覚を受けてしまうため、親しみを感じにくいかもしれません。

そのように慎重に話さなければならない相手と関わることにつらさを感じてしまう時もあります。


実際、周りから好かれやすい人の言葉遣いというのは、それほど丁寧なものではなく、むしろフランクな印象です。

これは言葉遣いに限りませんが、多少隙があるほうが相手からしてもあまり構えずに気軽に話せるので、結果的には話しやすい印象につながるのでしょう。

文章も同じで、メールなどを送るにしても文章が丁寧すぎたりへりくだった表現が多いと、かえって相手にこちらの真意が伝わらなくなり余計なストレスを与えかねません。


いつの時代においても相手との適度な距離感をつかむスキルはコミュニケーションにおいて何よりも重要なものです。

その観点において、丁寧な言葉遣いはさほど大きな価値を持たないのです。

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